高塩愛子 | リフレクションペーパー

高塩愛子

05w2111020B 高塩 愛子

大変お忙しい中、中央大学までお越しいただきとても楽しい時間を作ってくださった大森様、誠にありがとうございました。


今回のテーマは世界銀行ということで私にとってはとっつきにくい題材であった。経済や組織的なものに対して難しいという苦手意識を持っていたため、個人レポートにおいてもあまり組織的なものにこだわらず、別の視点から作成するようにしていた。開発を考えたときに、世界銀行と結び付けて考えたのも今回が初めてであった。しかし、大森様のご講演を拝聴し、世界という大きなものを相手にするとき、いかに強い組織が必要か、仕組みを成り立たせるためにはどれだけしっかりとしたルートが必要かということを教えていただいた。私は今まで“開発”を考えるとき、感情的・概念的に「どんな開発、協力が必要なのか」という捉え方をしがちであった。しかし大森様のご講演では、「開発をどのように考えるか、どんな視点が必要か」ではなく、「安定した“開発”を行う組織の形」を見ることができた。自分たちのリサーチでは、世界銀行=政府間機関=政府からの資金調達という表の形しか知り得ることができていなかったが、より多くの資金を調達するためには政府からだけではなく投資家からの投資も必要だということや、銀行としての融資をうまく成り立たせるためには投資家と政府とのバランスをうまく保っていくことが重要となることなど、世銀で働く方だからこそお話いただける細かな仕組みも知ることができ、大変おもしろかった。

私はどうしても経済や組織の仕組みを難しいと感じ、あいまい且つ自由な部分で開発を考えようとしてしまっていたが、本当に開発について考えるならば、経済や組織の仕組みを知ることも重要であり、逃げずにぶつかっていかなければならないと思うことができた。

また、今までのdevelopmentライブ!にお越しくださったゲストの方々と同様、大森様のお人柄にも人を惹きつける強い魅力を感じた。とても温厚そうな方であり、また内面に強い芯を感じさせる方であった。私は大森様からご講演の最後に伺った「自分のやっていることが貧困に間接的にでも繋がっていると信じているし、その強い思いが、ガッツがなければ人に伝えていくことはできない。」というお言葉がとても胸にしみた。現地で直接働くことだけが開発に携わることではなく、人に伝えていくことも不可欠であること、また根気よく人に伝えるという多大なパワーを要することを行うとき、自分の信念がいかに必要かということを伝えていただき、それを私自身の力へと繋げることができた。

今までのゲストの方々とはまた違ったご講演をお聞かせくださった大森様、たいへんありがとうございました。