宮島優子
05W1406019H 宮島優子
McMichaelは、世界銀行をはじめとして、第一世界を批判する傾向にある。
私は、これに対して疑問に思うことがある。本当に第一世界はMcMichaelが言うほどそんなに悪いものなのだろうか、と。今回、大森様のお話を伺って、さらにこの疑問の深みにはまってしまった。世界銀行は、「貧困のない世界」という目標を掲げ、本当に真剣に貧困問題に取り組んでいたのだ。McMichaelの言うようなjustificationの様なものは、大森様のお話による世界銀行には全く感じられなかった。
一体、どちらが本当の世界銀行の姿なのだろうか。これを問うべくもなく、どちらも真実なのかもしれない。だが、大森様のお話を伺って、私は、世界銀行はMcMichaelが言うほど悪いものではない、という考え方に傾き始めた。これが良いことなのか、それとも悪いことなのかは別として、とにかく私のMcMichaelへの疑問が強くなったのだけは確かである。
今、現実問題として、貧困がある。そして、市場社会が既に出来上がっているのも事実である。もう、これが今の現実なのだから、市場社会を批判したりしているよりも、今の世界構造の中でいかに貧困を解決すべきかを考えるのが先決だと思う。その点で、世界銀行を批判するMcMichaelよりも、もう既に存在する世界銀行の中で、現実問題に立ち向かっている大森様の方が、私はより信頼することが出来てしまったのである。
だが、だからと言って私はMcMichaelを非難しているのではない。現代人は、今の私の様な考え方を持った人が多い。また、現代人は、現代について問わないことが多い。そのような私たちが、忘れかけていたこと・気づかずにいたことをremindしてくれる存在が、McMichaelなのだと思う。現代社会を、批判の目で見る事は、より良い世界を作り上げていく上で絶対に必要だ。その点で、McMichaelの様な視点は、必要不可欠であるとも私は考える。
本当に、世の中は分からないことだらけだと実感した。絶対的に正しいと言えることはないのではないか、と思ってしまう位だ。きっと、社会人になって働き出したら、ひたすら自分の所属する会社や機関を優先に考えてしまうようになって、こうした現代社会に対する問いを持ちづらくなるのかもしれない。だから、学生である今のうちに、問いに対する答えは見つからないのかもしれないが、色んな視点を学び、思う存分考えてみたいと思う。そのうちの1つの視点として、今日大森様のお話を伺えたことを、大変嬉しく思う。親睦会で、分かりやすく丁寧にお話をして下さったことにも、心から感謝の意を表したい。