谷本純加
大橋様のお話をうかがっているとき、まさにモモが言っていた通り、私は圧倒されていた。今回のご講義の間だけで、大橋様のたくさんのお話、お言葉が自分の中に流れ込んできて、私は戸惑った。しかし、大橋様のお話により、今まで見えていなかったことが見えるようになったと思う。私たち学生のために、お忙しい中お越しくださった大橋様に心から感謝申し上げたい。私は大橋様のお話をうかがい、自分の物の見方が偏っていて、また、物事に対しての考察が非常に足りないと感じた。私は、現在世界では、文化相対主義がメジャーな考えであり、それぞれの文化に優劣をつけることはできないと当然のごとく感じていた。しかし、大橋様のお出しになったクイズにより、実際には自分が西洋文化中心主義に陥っているということがわかった。また、“開発”という考え方も、第二次世界大戦後、西洋、特にアメリカ中心に作られた概念であり、一方的な考え方であるということに改めて気づかされた。そして、自分が当然と思っていることでも、もう一度考え直さなくてはいけないのだと身をもって感じた。私たちは、“開発”というものについて考えるとき、発展途上国という言葉を使う。それだけのことでも、その国の人々に対し、マイナス、または、かわいそうという思いを抱いていたのかもしれない。また、遅れているという言葉さえ、結び付けていたのかもしれない。そして、世界のさまざまな人の持つ、さまざまな文化など、世界の持つ多様性がすばらしいのに、“開発”においては、単一化を求めてしまっているという大橋様のお言葉に、それを忘れ、ただ、経済的発展に重きを置いてしまっている社会、また、自分自身に気づかされた。今回のご講義で、自分の中で、大切なこと、そして、大切なのに今まで忘れてしまっていたことがクリアになった気がする。私は、私が使っている言葉、持っている概念や考えに、自分が無意識であっても、偏った前提、偏見がひそんでいるのだと、大橋様のお話をうかがうことによりはっきりわかった。また、今回そのことに気づくことができたため、これからさまざまな自分の考えを見直していこうと思った。大橋様のお話は、上記述べたこと、また今回書ききれない、また、言葉では言い尽くせないほどに、私に大切なことを教えてくださり、私個人の考え方を見直すきっかけを与えてくださった。また、今回の授業のテーマであったNGOについても、NGOの持つ大切な意味が、実際にシャプラニールの代表を務めていらっしゃる大橋様のお話により理解することができたと思う。私はODAについて自分で調べていたとき、これからは政府とNGOが協力し合って、よりよい援助を目指すべきだと思っていた。しかし、そう考えたとき、NGOの持つ意味を深く考えていなかった。NGOだからできることがあるのに、私はその重要性を正しく認識できていなかったのだ。しかし、今回のお話により、その重要性に気づかされ、同時に自分の中でもやもやしていた部分がすっきりしたように感じた。今回大橋様のお話をうかがうことができて、本当にうれしく思った。すばらしいお話をお聞かせくださった大橋様、そして、このような素敵な機会を与えてくださったモモに心から感謝申し上げたい。