河合 暁 | リフレクションペーパー

河合 暁

05W2114021L 河合 暁

 大橋様のお話から、前提を疑うことの大切さを再確認することができました。自分が当たり前と思っていることにも前提があるというのは当たり前のことですが、当たり前のことと思っているからこそ疑うことが難しいと思いました。例えば、developmentについても同じでした。自分がいま学んでいるdevelopmentも既に「先進国の考えの下で作られている」という前提の下にある。今までその前提を疑わずにdevelopmentについて学んできたように思えます。また、私たちが日常生活の中で何となく抱いている物事へのイメージ、価値観もdevelopmentの前提に深くかかわっていることに気づかされ非常に驚きました。加えて、日本のいたるところに「ブランド志向」が浸透しているということは事実であり、これから私たちがどのような行動をしていくにしても考えていかなければいけない問題であると思います。これらのことからもわかるように、前提を疑うからこそ本当に問題となっていることが見えてきています。それは大橋様がこれまでにシャプラニールにおいて活動されていたことからもうかがうことができました。「援助とは」・「先進国・発展途上国とは」など、それらの前提を常に見つめていた大橋様であったからこそ、共生という海外協力のあり方・相手国の問題は自国の問題であるなどの見解を持つことができたのだと思いました。

 大橋様の「自分の仕事は楽しくてやっている」・「当事者の視線に立つことが大切だ」・「ものごとには多様性がある」とおっしゃっていた姿も印象的でした。まず、僕の中で、大橋様のように何かをやり通してきた方は「全てには、楽しいことと辛いことがある」といった姿勢を強調される方が多いというイメージがありました。ですが大橋様は終始「今の仕事は楽しい」と述べられていて、それは懇親会の大橋様の自分たち学生との会話を楽しんでくださっている姿からも感じることができ、本当に仕事を楽しんでいらっしゃるように思えました。また、「援助において当事者の視線に立つことが大切だ」と述べられていたように、懇親会の中で私たち学生と同じ視線に立ちお話して下さっていたのが非常に嬉しかったです。「ものごとには多様性がある」と述べられていたように大橋様はお話の中ではっきりと「結論」を出しすぎないところも印象的でした。自分を含め、普通の人は断言できることをよいと考えがちで、曖昧なことをわるいと考えがちであると思います。ですが大橋様の多様性を強調される姿勢は決して曖昧には見えないところも凄いと思いました。

 大橋様のお話の内容と、懇親会での大橋様の姿勢が一致していることなどから、日ごろの生活・その人自身の考え方がそのまま学ぶ姿勢・社会における行動に繋がっているのだと思いました。だからこそ、素の自分を見つめ、自分という人間を理解し、社会との繋がりを考えていくことは大切であり、今のこと、将来のことを考える上で欠いてはけないことであると思いました。