永野彩香 | リフレクションペーパー

永野彩香

05W2116003L 永野 彩香 今回私はプレゼン担当班ということもあり、約4週間にわたり「“市民”による海外協力」とは何かと考えてきた。最初はまったく違うことを話し合っていたが、04スリの先輩方からアドバイスを頂き、今回の私たちのプレゼンテーションとなった。「“市民”による海外協力」とは、「助けたい、学びたいと思い、さらに自分に何ができるのかを考えて行動する”といった自主性を持った一人ひとりが共に同じ地球上で協力して生きていく“共生”である」というのが結論だ。この考えはある日、市民や海外協力についてみんなで話し合っていたとき、メンバーの一言から全てができた。海外協力は互いに助け合うもので、だから自主性を持った市民でしか協力は成り立たないだというように、この一つ一つの考えだったものが、メンバーの中で次々と繋がって一つの考えができた時、私は興奮、感動し、同時に学ぶことの楽しさを心から感じられた。しかし、私たちの考えはまだまだ偏ったものであることを今回のゲストの大橋様に教えていただいた。

 大橋様のお話から、私たちのプレゼンテーション、考えが前提からすでに先進国からの偏った視点だということに気づかされた。というのは、先進国、途上国という分類自体が作られた概念なのであり、発展をめざすこといいという考えも先進国側の意見なのである。私たちが考えている“development”といものが少し見えたようでもあり、さらに分からなくなった。また、アフガニスタンのアルカイダなどもNGOだという私の中で新しい考え方に出会い、その考え方だとそれまで思っていた様々なグループの枠組みが大きく変わってくることに、大きな戸惑いを感じ、私が見て、考えてきたことはほとんど植えつけられ、偏ったものばかりだと感じた。さらには、この偏った考え方の上で学んでいることについて少し怖さも感じた。

大橋様にお逢いしてなにより一番感じたことは、大橋様のお人柄、心の広さである。私はこの夏にフィリピンに行った時に、子供から物乞いをされて何も出来なかった経験から、是非大橋様に聞いてみようと思っていたことなのだが、大橋様は「物乞いをされれば自分が上げたいからあげるのだ。NGO活動もバングラデッシュが好きだからしている」ということをおっしゃった。また、「絶対的な中立はありえない。考えは必ず偏ってしまうのだ。」ということも聞いて、どの行動をしても負の面があるため何も出来なかった私は、最初めはとりあえず「好き」とか「やりたい」ということから初めてもいいのだと分かり、安心した。そしてそこから、勉強し、現地に行って何が大切なのかを考えて、そこで大橋様のようにするのかどうかという結論がでればいいのだと思った。

私は今、ストリートチルドレンについて興味がある。私の考えの中心は子供たちを保護するべきだという所にあった。しかし、大橋様は子供たちをエンパワーして、ストリートで働く権利を認め、ストリートで生きていけるようにしようという考えもあることを教えてくださった。どっちが正しいかではなく、どっちを選ぶか。私はもっともっと勉強して、現地では何が起こっているのか、何が必要なのかを知り、私には何ができるのかをよく考えた上で、選択をしたいと思う。知って、考えなければ選択する権利などないのだと思うからだ。

最後になったが、今回ご多忙な中、お話をしてくださった大橋様におおいに感謝したい。大橋様のお話のひとつひとつが私にとって大きな衝撃を与えるもので、確実に私が今後行動や選択をする上で指針となると思う。