尾関 峻
05W2116005H 尾関 峻
江島様のお話のなかで、私はスリランカにはレンガ造りの住宅が多い印象を受けた。また、津波被害復興において半永久的にすめる住宅の建設が理想だが、仮設住宅の増築が現実であることを知った。私の意見では、ピロティー方式の住宅(高床式を含む)を増築させたほうがよいと思ったのだが、現実には資金面の問題もあるし、民族ごとのまとまった土地も必要であるからそうもいかない。レンガ造りの住宅がたつだけでも恵まれているほうなのだと思うようになった。開発には理想もあるが、現実に直面して処理せねばならないこともたくさんあるのだろう。
津波被害において世界銀行やアジア開発銀行との連携で国際協力銀行(JBIC)や独立行政法人 国際 協力機構(JICA)が調査を行ったことは知っていたが、地区ごとにおのおの管轄地があることは知らなかった。組織ごとに責任をもって管轄地の調査を行わねばならない。組織を背負って仕事をするということの責任の重大性を見出したように思う。肩書きは所属している組織・団体を背負うということなのだ。
民族紛争は開発にも影響する実例を知った。スリランカではシンハラ地域を中心に開発・調査がすすめられ、タミール地域の開発が遅れていると解釈できる。経済的に反映した地域は人も集まる上、事業をやる上でも事務所が置きやすい地域でもあるのだ。急に特定の発展途上地域の開発に乗り出すと他の発展途上地域住民から不満がもれる。政策調整の困難さが際立った江島様のお話であった。