島袋 緑
05W1407020J
私たちは今回、プレゼンテーションをするにあたり、JBICのスリランカでの活動地域の偏りについて原因を検証した。私たちは支援地域の偏りとシンハラ・タミルの言語地域を比較することで、シンハラ言語地域でJBICのプロジェクトが多く行われていることに気づいた。また、JBICの援助は政府間で行われるものなので、プロジェクトの偏りはスリランカ政府のシンハラ優遇が原因ではないかと考えた。それを検証するために、スリランカ政府の過去に行ってきた政策を調べると、かつての政府の行ってきたシンハラ優遇が現在でも続いていることがわかった。よって、シンハラ語地域でプロジェクトが多く行われているのはスリランカ政府のシンハラ優遇によるものであると結論できた。
この私たちの結論に対し、江島さんは違った視点からの見方を教えてくださった。シンハラ語地域に偏った原因として、タミル語地域はスリランカ政府と対立していたLTTEの支配下にあったため行くことができなかったこと、ダムを作るのに適切な地域がシンハラ地域だったこと、経済が発展しているコロンボ(シンハラ語地域)を選んだ方が経済効果が大きいかったことなどがあげられることがわかりました。
私たちの検証では、スリランカ政府が優遇政策を行っているという結論を出しましたが、シンハラ優遇政策を行っていることは確かであっても援助を受ける地域を選ぶにあったっても優遇しているという根拠を見つけることはできていなかったことに気づかされました。リサーチをする時間が少なくて一つの視点からしか検証できなかったということもありますが、私たちの検証は始めからシンハラ・タミルの間で差別があるだろうと予測をつけて、そこに結びつけるデータをだけを探しているものであり、結果的には誘導していたことにはならないかと思った。
私が今回プレゼンテーション、および講演を聴いて学んだことで印象に残ったことは主に二つある。一つ目はtrianglationです。私たちが検証してきたことと江島さんのお話を比較して、いかに私は自分の立場からしか物事をみることができずに偏見に陥っていたかを認識し、他の立場に立って物事をみることが必要であることを痛感しました。新聞・テレビ・ネットなどのメディアから得る情報からでは現地の本当の姿を知ることは難しいので、このような実務者の方から直接お話を聞けるという貴重な機会を大切にしていきたいと思いました。二つ目に印象に残ったことは「報・連・相」です。私は今回プレゼンテーションの準備をするにあたり、情報の共有をしているつもりでも実際にはされていなかったりと難しいことを知りました。私は、JBICと現地住民の間でのトラブルがあることを知ったとき、JBICの住民との対話が足りないと思っていました。しかし、9人という人数でも情報を共有することは難しいことを知り、地元とコミュニケーションをとるのがいかに難しいかを創造することができ、批判ばかりはできないと思いました。
新たな視点からのものの見方を教えて下さっだけでなく、コミュニケーションをはかる上での大切なことも教えてくださった江島様に深く感謝を申し上げたい。