西村麻美
05W5215015F 西村麻美 まず、大変お忙しい中遠いところから足の調子がよろしくないにも関わらずお越しくださった江島様、本当にありがとうございます。今回、日頃お話を直接伺う機会のない、実務者という立場の江島様のお話を聞けたことは、私にとって非常に貴重な時間であった。私は今回の江島様のお話を伺って、スリランカにおけるJBICの担っている役割や、「開発」を行うにあたっての大切な心構えを理解できた。
リサーチ段階において私は、JBICは有償資金援助を、JICAは無償資金援助を行っているということなどから、JBICに対してどこか人間味がなく、また利潤追求主義的なイメージを抱いていた。しかし江島様の「スリランカ政府に自分たちのプロジェクトであるいうことを認識してもらう必要がある。」というお言葉を聞き、有償資金援助の持つ重要性に気付かされた。無償で与えられるものに対して、人間は受身姿勢になりがちである。援助協力の場において、被援助国にそのような姿勢をとらせてしまうことは避けるべきであり、その点を考えると有償の援助というものの持つ重要性はおのずから見えてくるだろう。また、JBICはNeeds Assessmentやスリランカ政府との対話に対して、非常に重きを置いているということも、江島様がしてくださったお話から知ることができた。スマトラ沖地震発生時に迅速に現地のニーズに対応できたのも、日頃の現地からの意見を尊重するという態度のおかげであったというお話などである。何をどのようにどのくらい援助するかといった話し合いは、現地で行われることが多いそうである。この場合の現地とはスリランカのことである。大使館・ODA・JBICの人が集まってスリランカで会議を行うことによって、問題が提議された際すぐに現場に足を運んでNeeds Assessmentができるようにということだそうだ。この点から見ても、JBICがいかに人と人との対話を大事にしているかが窺える。
江島様のお話を伺って、JBICに対するイメージが180度変わった。そして、江島様にとっての「development」とは何かという問いに対しての、江島様の「途上国の人達が、明日の食料のことではなく、5年後10年後の自分達・国のことを考えることができるようになればいいな。」というお答えを聞いて、現場を体感している江島様ならではの考えだなと深く感銘し、自分も自分にとっての「development」とは何かということを明言できるようになりたいと思った。