長島 慧史
今回、江島様の講演で自らの開発に対する熱い思いなどを聴きそのことについてよく考えた。特に私が講演を聴き考えたことは、私たち学生の用意した質問の五つめの「江島様にとってdevelopmentとは何ですか」というという問いに対する答えであった。それは、今援助を受けている途上国の人たちが、今日食べる食料の心配をするのではなく5年、10年先の自分の国の姿、自分の子供たちの心配ができるようになること。将来のことを考えることができるようになる手助けができること、それが開発であるということであった。JBICの実務者の方が開発についてそのような思いで取り組んでいたことに感動した。これは直接話を聴く機会があったからこそ聴けたことであったと思っている。
援助によって生まれる関係についても話していただいた。援助をするということは、人と人とのつながりである。だから私たちはお互いに理解ができるように納得しなければいけない。途上国に対し一方的に援助をしてあげたという形では意味がなく、今途上国ではこのような援助が必要である、だから援助をするという形でなければいけない。そのために話をする、ただ自分の考えを言うこととは違う、まず自分の頭の中で相手にわかるように形を整えたうえで自分の考えを言う、そうしないとお互いの理解しあうことはできない。
さらに関係を持つときに大切にしなければいけないことは、自分の行動がその組織全体の行動としてとられてしまうということであった。このことは私自身、考えなければいけないことで、自分が行う行動ひとつひとつに自分の所属する団体への責任をもって行動しなければいけないと思う。
そして講演の後の懇親会で江島様は、私たちに想像力を働かせなければいけないとおっしゃっていた。この想像力とは今自分が何かをした場合、しなかった場合それによってどんなことが起こるのかということを創造できるということである。この想像力については、私はこれからいつも考えていきたいと思う。
今回、JBIC の実務者である江島様の話を聴くことができたことは、今「開発」を学ぶ私にとってまことに有意義なことであった。さらに私は開発について学ぶ前にもっと大切な、人と人とのつながりや、自分の行動に対する責任感について考える機会をいただいた。このことは開発の場においてだけではなく、今後自分が生きていくうえでよく考えなければいけない。