松浦 美咲 | リフレクションペーパー

松浦 美咲

05W1403020E 松浦美咲

今回の授業を通して言えることは、様々なものに対してイメージが変わったということである。ODA、政府、報道、世の中や自分の目…。「情報を鵜呑みにしてはならない」ことは前々から教わり知っていたが、まったく実践できていないことに気付かされた。私というフィルターを通す時に、使っていたのは結局偏見や先入観でしかなかったのだ。まだまだ客観的なフィルターとなるには程遠いであろうが、少しは改善できたこと、また自分はその程度であると知ることが出来たのは、今後の私にとってとても大きな意味をもつだろう。

事前のリサーチにおいて、私はODAのメリット・デメリットどちらも目にする機会があったにもかかわらず、印象に残り信用した情報は批判的なものばかりであった。センセーショナルなものにとびついただけでODAを「知った」気になっていたのだ。まさに、上田様のご指摘通りである。政府の見解は真っ向から疑ってかかったのに、新聞記者などが書いた文章を鵜呑みにしたことにまったく気付いていなかった。どちらが正しいかなど、現場を知らない私には判断できないはずなのに自分に都合の良い情報を正しいと決めつけていた。今振り返ってみれば、私が信用した情報とは、現場の本当の苦労や問題点を知らない部外者が書いたものであること、他の側面を見て比較・検証していないこと、批判をするならその打開策を示すべきであるのにまったくそれがないこと、等々が次々に見えてくる。この様な情報も、客観的な目で見て吟味するべきだと気付かされた。

100やったとしたら、失敗した1をたたくより、うまくいった70を広げるためにできることは何か?を考えることが重要」という言葉にハッとさせられた。批判だけするのは簡単だが、それだけでは前に進むことができない。これは普段、1の失敗を恐れている自分にもあてはまるのではないだろうか。

日本はリーダーとして尊敬や憧れの対象であることを知り、日本人の一人として単純に嬉しい。また今まで薄っぺらに見えていた政府の「責任」という言葉に初めて重さを感じた。しかしその様な国の「期待」に対する政府の行為(の内誠意を持ったもの)を、私たちの先入観で制限しているとしたら…。ただ切に正しい()ことが行われるを望んで、政府に批判的な目を向ける人も多いであろう。見当違いな行動をしない為にも、様々な情報を吟味することが重要である。

簡単に手に入る情報、他人を介した文章からだけでは決してわからないことを、実務者の方から、それも現場の善い面も悪い面も知っておりその中で葛藤している上田様の言葉で聞くことができて本当に良かったと思う。「政府に対するcriticalな視点もなくさずに」という言葉によって、上田様が話して下さった(語りきれなかった)「事実」が更に重いものに感じられた。

これからも、問題設定を間違えたりいつの間にか視点が偏ってしまうかもしれない。それを少しでも防ぐ為にも、多くの人との対話を通して修正・吸収していきたい。また「今、与えられた状況で自分にできること」を考え、行動していきたい。強くそう思う。