島袋 緑 | リフレクションペーパー

島袋 緑

島袋 緑 05W1407020J

  上田奈生子さんの話を聞いて


 私は、この講演を聞くまではODAについて調べるとき、政府のODAの使い方について批判することばかり考えていました。しかし上田さんの話を聞いて、政府は精一杯の努力をしていてもっと良い面に目を向けないといけないことがわかりました。

 中国に日本の援助は必要であるかという問いに対し、私は中国は発展してきているとはいってもまだ発展途上の国もあるのでこのまま援助を続けたほうが良いと思っていたのですが、経済的に発達している地域が未発達の地域に富を分配することはできないかという反対意見を聞き、そちらの意見のほうに気持ちが傾きそうになりました。しかし上田さんが中国はまだ富を分配するような仕組みができてないから難しいであろうとおっしゃったのを聞き、私たちが簡単にできると思っていることも実際は問題がたくさんあり、難しいことがわかった。

 私は政府とNGO は対立しているイメージがあり、講演前のリサーチで最近協力していることは知っていましたが、やはりあまり協力したくはないのではないかというイメージが消えませんでした。しかし、上田さんの話を聞き、現在、民間モニターや定期的な協議など、現地の様子を知るような仕組みも作られていることがわかり、やはり協力してやっていることがわかりました。

 ODAの使われ方に関しては、東アジアに経済インフラばかり行っても意味はないのではないかと思っていました。しかし、アメリカなどが援助を行っているアフリカの経済成長と比べたら東アジアの方が伸び率が高いことから、日本のODAが役に立っていることがわかりました。実際現地に行くと、そこの人々に日本のODAはすごいと言われることも初めて知りました。それでも中国の人々の対日感情が高いのは、日本がODAを行っていることを中国が報道していないからであることがわかり、情報の偏りを感じると共に残念だなとも思いました。アフリカにおける援助としては、日本は欧米諸国が援助疲れのときも、日本は援助を続けたので日本は信頼されているということがわかりました。しかし、会議などでは、欧米からの援助を打ち切られてしまうかもしれないという恐れから日本に表を入れることはできないという現状があることも知ることができた。

 日本がODAを行う意義についてだが、日本は戦後、大国から援助を受けて復興、そして経済大国にまでなったことが開発途上国にとっての憧れとなっているのであるから、その責任もあって援助を行っていることがわかった。

 今回の講演で学んだことは実際に専門分野で活動している人に話を聞くことで調べ学習だけではわからない本当の姿が見えてくることです。調べ学習をして自分なりに理解した後で専門家に話を聞くことにより、いかに間違った情報を得ていたかがわかり、これからは信頼できる情報であるかを確かめるようにしようと思います。