檜垣真美
05W2115003H 檜垣真美
外務省経済協力局の上田様の講演を聴き、自分の中での政府、NGOに対する考えに多少変化が生じた。日本政府が掲げる方針として「ODAの効率性向上」があるが、自分のリサーチや担当班のプレゼンを見てみても、「効率性の向上=NGOとの連携」という連想をしてしまいがちだった。地域社会・住民に密着しているNGOと連携すれば、何を求められているかがわかるため、効率的な援助ができるだろう、このような考え方が自分にはあった。しかし、上田様のお話を聞き、大切なのは「NGOとの連携」ではなく、「NGOとの『対話』」であるということに気づいた。上田様が例としてだされたように、無償資金協力として学校を建設するだけではなく、同時に技術協力によって教師を派遣し、テキストをより良いものへと改正することで、効率性のUPをはかることができる。効率性の向上を考えるうえで必要なことは、そこに整合性はあるのか、と問うことであると学んだ。たとえNGOと連携したとしても、整合性がなくてはそこに効率性の向上をみることはできないからだ。また、政府が嘘をつき、NGOが全て正しいということはありえない。そして、完璧な政府、完璧なNGOが必要というわけでもない。「対話」によってなしえた援助が無駄のない援助であることが重要なのだ。
また、上田様がおっしゃった中で私の中に強く印象に残った言葉があった。それは、「100をして1の失敗を批判しているだけでは意味がない。残りの99の成功した分野を広げるために何をどのようにすればいいのかということを考えていくことが大事」という言葉だ。これは、ODAの分野に限らず、日々の私たちの生活の中にも当てはまることだと思った。
素晴らしいお話を聞かせてもらうことができ、本当に貴重な時間だったということをこのリフレクションペーパーを書き、あらためて実感した。これから先、「『今の自分の立場で何ができるか』=今しかできないことは何か」と自分自身に問い続ける学びの姿勢をもち、なおかつ考えを実行にうつせるように心掛けていきたいと思う。