別ブログから過去記事を引っ越し中。

少ししたら過去の日付けに移します。

 

*****

 

前回の記事の続き。

 

地元クリニックのヤブ先生から大学病院のヨシ先生に移り、行き詰まっていた治療に光が差したと思ったのも束の間のこと。

 

「返済は奥さんがしたらどうか」との話に私は困惑し、夫は黙って俯いたまま何も話しません。

 

そんな私たちに向かい、先生は続けます。

 

「家計から返すにしても返済計画は一緒に立てて……」

 

後半覚えてません。

 

 

だって、この時の彼の借金は総額137万円。

 

聞いているだけで137万。

 

どうせいつもみたいにまた次々と出てくるよ。

 

あの時もあの時もそうだったからね、今まで何百万払ってきたと思っているの。

 

子どものために貯めたお金

必死に節約して貯めたお金

 

それをまた使うのか。

 

 

ギャンブルのために!!ムキーー!!

 

 

当然、ふざけるなという気持ちが沸いてくる。

 

でも一方で、

 

仕方がないという気持ちもあるんです。

 

 

だって。

 

 

コイツと一緒にいることを選んでいるのは自分だから

 

 

そうだよ、私が選んでるんだよ。

 

離婚したくても今は無理なんだから。

 

今はコイツとやっていくしかないんだよ。

 

更に、お前が借りたんだからお前が返せと言ったなら夫は「わかった」と言うでしょう。

 

でも、その「わかった」は信用できる言葉じゃない。

 

この人に任せておけば、永遠に借金の返済はできないだろう。

 

今まで何度も見てきたじゃない。

 

 

っていうことは。

 

 

悔しいけれど、ムカつくけれど、家計から返すしかないのです。

 

 

仕方がない

 

 

私はこの場で、腹をくくりました。

 

 

 

 

当然のことながら、ギャンブル依存症は借金を返したら解決するわけではありません。

 

じゃあ、これからどうするか この先が何より大事になってくる。

 

そして、肝心な夫本人が、ここの意識が薄いときてる。

 

先生に尋ねました。

 

「家計から返すことで本人の「底付き」ができなくなりますよね。

この先繰り返さないようにするにはどうしたらいいですか?」

 

「ルール作りです。

ただ作るだけではなく、紙に書いて目につく場所に貼ってください。」

 

 

ルール…

 

この先生も言うのか。

 

 

ルールは守る能力がある人同士で作るものでしょう。

 

それが難しい人はどうすれば???

 

 

「ルールは何度も作ってきましたが、変わらないです。

紙を貼っても効果があるのは数日で、紙ごと景色になるようです。」

 

 

サクッと言い返すと、先生は(じゃあ代わりに)と言わんばかりに夫に宿題を出しました。

 

 

1日の行動スケジュールを毎日書く

 

というものです。

 

・何時から何時まで何をしたか
・その時どんな気持ちだったか

 

この2つを書くみたい。

 

認知行動療法の1つなのかもしれません。

 

 

 

次の診察は2週間後なので、それまで毎日書くようにとプリントを数枚貰い、この日の診察は終了となりました。

 

 

 

 

 

 

なんだろう。

 

私は、不思議な感覚に襲われてました。

 

137万という大金が失われるショックに襲われつつも、それに相反するようなスッキリした気持ちも感じてる。

 

スッキリすると言っても(これで夫は回復する!)なんてことは微塵も思っていないから。

 

長い長いトンネルで何も見えずにもがいてたけど、針の穴くらいの小さな光が差し込んできたような、そんな感覚。

 

トンネルはまだまだ暗いんだけど、でも見えた。真っ暗じゃなかった。

 

針穴の光はやるべきこと。

 

小さくてもやるべきことが見えたことに、私はスッキリしたのでした。

 

 

見てろよ。針穴。

 

広げてやろうじゃないの。

 

絶対立て直してみせるからな。

 

 

◇エックス毎日呟き中⇒まる@元カサンドラブロガー

 

 

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