このブログでは
リアルタイムと過去の記事が混ざっています
過去記事は冒頭に日付を記載し、数日後に過去のアーカイブに戻しています
家族の発達障害について
不登校になったこと
ギャンブル依存症との闘い
カサンドラになってから回復するまで
キレイごとじゃない体験談を綴ってますので
色々あっても笑えること、
前を向いてることが伝わると嬉しいです
恥ずかしい話ですが、私は家族の発達障害と関わる前、精神科に偏見がありました。
幼い頃、家の近くに精神科の入院病棟があったんですが、その時の記憶が強いからだと思う。
少し古い病棟で窓には格子があり、建物の中から大きな声が聞こえてくることもありました。
学生だった私は、その前を通るたびにビクビクしていました。
今思えば、精神科について何も知らなかったんですよね。
ただ、子どもの頃に感じた怖さだけが記憶に残り、いつの間にか精神科そのものに苦手意識を持つようになっていたんです。
だから、1号の児童精神科へ初めて行った日も、身構えてしまってたのですが。
1号の病院は、そんな私の偏見を見事に取っ払ってくれました。

緑が多くて窓から光が差し込む綺麗な病棟。優しそうな看護師さん。完全予約制なので混雑はしてないし、先生方も明るくとても居心地がいいんです。
それに有難いのは、ラガー先生の気遣い。
先生は、毎回時間ぴったりに1号を迎えに来てくれました。
1分早いでも遅いでもなく、ぴったりに。
1号は時間に厳しいんですよね。
例えば時計の時刻を合わせる時、彼は秒単位で合わせようとします。
この前、彼のデジタル時計が狂ったんですよ。
だから直すよう言ったんだけど、彼は電波時計の針を瞬きせずにじっと眺めて合わせてました。
でも、デジタルの数字を合わせる時にボタンを押すのが遅れてしまい、狂っちゃうんです。1~2秒くらい。
1~2秒ですよ?
そのくらいいいじゃない、と思うんですが、彼は嫌。
その1~2秒の狂いを直したくて、何度も何度もやり直してました。
ラガー先生にその話をしたことはありません。
だから、ラガー先生は、1号に限らず、こういうタイプの子にはいつもそうなのかもしれない。
ここの外来には、時間に正確な子も多いだろうし。
医師という忙しい職業にも関わらず、このような気遣いをしてくれる先生と巡り会えたことは、とてもラッキーなことだと思います。
そして、この病院の暖かい空気は、幼い頃感じていた精神科の悪い印象を、優しく塗り替えてくれたのでした。
心理士さんも、すごく丁寧に私達親子に接してくれました。
前回書いたようにプレイセラピーは1回1時間なので、付き添いの私は、1時間空いた時間ができることになるんだけど。
その間、私は以前紹介した家族ノートに先生に言われたことを整理したり、待合室にある発達障害関連の本で勉強して過ごしてました(真面目か)
でもたまに、心理士さんからお呼びがかかることがありました。
「1号くんのことを教えて欲しい」と。
その場合は、予備の部屋で、主治医には伝えきれなかった近況を話して過ごしました。
若い女の先生で(ニコニコしてるからブログ上ではニコ先生と名付けます)1号の検査を担当してくれた先生です。
ニコ先生から教えて欲しいと言われる日もあれば、私から「相談がある」と持ち掛ける日もありました。
要は、臨機応変なんです。
これってすごくないですか?
なかなかないですよね。
1時間という枠で予約しているからこそだろうけど、この臨機応変に話を聞いてくれるスタイルは、私にとってかなりの安心材料となりました。
この日は私がこの2つを聞きたくて、ニコ先生に時間をとってもらいました。
・通院をやめたらどうなるのか
・アスペルガーではないのなら普通の育児でいいのか
実際にした会話を紹介しますね。
私「先生から感情を抑え込んでいると聞いたのですが、そんなに?程度はどのくらいなんですか?家では落ち着いてる日が増えてきたのですが、通院をやめたらどうなりそうですか?」
先生「通院は様子を見ながら考えましょう。通いにくければ、減らすこともできますし、1号くんに合わせて予約の間隔を調整しましょう」
私「1号はアスペルガーではないのですよね?「強迫的」と聞いたんですが、普通の子として育児をしていいのか、特性のある子として特別なやり方をした方がいいのか悩んでいます」
うんうんと、話を聞いてくれるニコ先生。
私が伝えたことを全てメモしてくれています。
ここで私は、具体例を挙げて質問してみました。
私「例えば最近、小さなささくれにバンドエイドを貼っていました。強くなって欲しい思いがあり、「そのくらい大丈夫」と言ったんですが、感覚過敏があるのなら対応が違いますよね。逆にバンドエイドのストック沢山用意するくらいの方がいいのでしょうか?小さいことだけど、そういうことが山ほどあり、その都度対応に困ってしまうんです」
先生「対応はワンパターンではいきません。その都度、本人に相談するのがいいと思います」
ニコ先生とは、こんな感じでやり取りをしました。
今私は、夫が事件を起こし解雇され、ギャンブル依存症から薬物依存症になりかけてることから夫の精神科にも付き添ってます。
同時に、2号3号に療育が必要なのかも悩み、保健センターや保育士さんともやり取りしてる。
常に切羽詰まってるし、頭がパンクしそうです。
よく倒れないな、と思うもの。
自分がいつ鬱になってもおかしくない状況だと思ってる。
だから、思うんですよ。
『答えを教えてくれ』って。
1号のことを色んな機関に相談し、先生方に「AとB、どっち?」と聞いても、明確な答えを貰えることはありません。
私としては「A」か「B」決めて欲しいのに。
もう考えたくないから、抱えきれないから、1つでも困りごとを減らしていきたいのに。
でも同時に、こうも思う。
1号という1人の複雑な人間に対して「こうすべき」と言い切ることは誰にだってできないでしょう、と。
だからそもそも正解は誰にもわからないんでしょうね。
私には解決策を示してくれる人ではなくて、話を聞いてくれる人が必要なのかもしれません。
ニコ先生には、なんでも話しました。
1号に限らず、夫のことも、義両親のことも。
そして、話を聞いてもらえる度に、気持ちが軽くなるのを感じてました。
うんうんと、聞いてくれるニコ先生には、
「お母さん大丈夫ですよ、荷物一緒に持ちますよ」と、そんなメッセージをいただいている気がしてます。
って、書いてるだけで泣けるわーーー。
私弱ってる。ありがとうニコ先生。
今私は、正常な状態ではないのかもしれません。
そして先生方は、そんな私に対し、自然な流れでカウンセリングのような対応をしてくれているのかもしれません。
◇エックスはこちら⇒まる@元カサンドラブロガー

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