読んでいただき有難うございます。

このブログは過去に書いた日記と、現在の日記が混在しています。

 

現在の話 → < リアル日記 >

過去の話 → < 過去日記 >

 

となっています。

 

【目次】

 

はじめての方は はじめましてをどうぞ

 

・発達障害についてはこちら

・凡子(ブログの筆者、脱カサンドラ)についてはこちら

・夫(アスペルガー&ADHD&ギャンブル依存)についてはこちら

・長男(アスペルガーグレー)についてはこちら

・次男三男(ADHDグレー)についてはこちら

 

*****************

 

< 過去日記 >

 

先日、塾の保護者説明会がありました。

 

1号が受験する学校の、傾向と対策を教えてもらうためです。

 

その説明会の最後には、こんなコーナーがありました。

 

 

“合格したご家族の体験談”

 

去年合格されたお子さんと親御さんが、実際に教室に来て当時のことを話してくれるのだそう。

 

 

わぁ、嬉しい♪

 

 

1号が目指す学校は、難関校です。

1つの小学校で合格者が1人でるかどうかというくらい。

 

あの中学に受かった子ってどんな感じなのだろう?

親御さんはどういうタイプなのかしら。

 

興味津々な私。

ドキドキしながらご家族の登場を待っていました。

 

すると。

 

ガラガラガラと、教室のドアを開けて入ってきたのは、

40代後半くらい?のニコニコ朗らかな笑顔のお父さん。

 

隣には、品のいい素敵な笑顔のお母さんもいらっしゃいました。

 

そして、後から入ってきたのは、

背筋がピンと伸びた聡明そうな男の子。

 

 

「では、我が家の受験勉強についてお話しますね」

 

そう切り出したお父さんは、なんと、私達用に自作のプリントを持ってきてくれました。

 

「あくまで我が家の場合なので参考にならないかもしれませんが」

 

控えめに言いながら、配ってくれたお父さん。

 

そのプリントを見てみると、そこには、

1年前の〇〇君の様子や、そこから本気で勉強を始めるようになったキッカケ。

親がどのように接してきたか、どのようなことを期待しているのか。

受験に対する心構え、テスト直前に気をつけたいこと。

 

などが、グラフなども織り交ぜながら、とても丁寧に書かれていました。

 

「これは私なりに息子の受験をまとめたものです。少しでも皆さんのためになればと思って」

 

お父さんが語り掛けると、同時にお母さんが言いました。

 

「じゃあ、あとはいいかな?私は〇〇と外で待ってるね」と。

 

すると、すかさず「えー、ここにいてよ~」と、ふざけて答えるお父さん。

 

その微笑ましいやりとりに、少し緊張していた教室の空気が一気に和みました。

 

私も、素敵なご家族だなぁって、笑って眺めてたんだけど。

 

 

でもですね。

 

 

あれ?

 

 

何故だか、急に、涙がにじんできたんです。

 

 

あれ?なんで?っと、

慌ててハンカチで目を抑えたんだけど。

 

涙の理由は、すぐにわかりました。

 

 

 

あぁ、私。

 

羨ましいんだ。

 

 

合格したことが羨ましいんじゃありません。

 

 

いや、まぁ。それもあったりするんだろうけど。

 

 

でも。

 

それよりもなによりも。

 

 

きっちり資料を作って堂々と話をしているお父さん。

 

その隣で、ほほ笑んでいるお母さん。

 

ここのお宅は、お父さんが率先してお子さんの教育を考えてるんだな。

お母さんもそんなお父さんとお子さんを支えてるんだろうな。

 

息子君、安心だろうな。甘えたりもするのかな。

 

そんな、家族の絆。

 

温かい夫婦の絆みたいなものを見せてもらった気がして。

 

 

なんだか急にこみ上げてきちゃったんです。

 

 

 

うちには無いものだからね。

 

 

 

一生、手に入らないものだから。

 

 

 

うちの場合、1号の教育を、将来を、考えるのはいつも私1人です。

 

 

夫も考えてはくれますが、それは「私が話をふれば」です。

 

「今日、塾でこんなことがあって」と言えば聞いてくれるし、

「1号はここが苦手だから教えてあげて」と言えば教えてくれる。

 

 

でも、例えば私が、

 

「中学受験はした方がいい」と言えば、夫は「そうだね」と言うし、

 

逆に、

 

「受験なんてやめた方がいい」と言っても、夫は「そうだね」と言うでしょう。

 

 

1号が今、どんな塾に通っていて、どんな勉強をしているのか、

どんな学校を目指し、将来どんなことをしたいのか、

 

こういうことを、夫が自発的に考えることはありません。

 

 

 

 

本当は、夫婦で心を通わせ、力を合わせて1号を応援してあげたいです。

 

 

 

でも無理です。

 

 

それは叶わない。

 

 

一生叶わない…。

 

 

うん。

 

仕方ないな。

 

ここは求めてもどうにもならんし。

 

 

母子で受験乗り切ろう!

 

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