読んでいただき有難うございます。
このブログは過去に書いた日記と、現在の日記が混在しています。
現在の話 → < リアル日記 >
過去の話 → < 過去日記 >
となっています。
【目次】
はじめての方は はじめましてをどうぞ
・発達障害についてはこちら
・凡子(ブログの筆者、脱カサンドラ)についてはこちら
・夫(アスペルガー&ADHD&ギャンブル依存)についてはこちら
・長男(アスペルガーグレー)についてはこちら
・次男三男(ADHDグレー)についてはこちら
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< 過去日記 >
先日、塾の保護者説明会がありました。
1号が受験する学校の、傾向と対策を教えてもらうためです。
その説明会の最後には、こんなコーナーがありました。
“合格したご家族の体験談”
去年合格されたお子さんと親御さんが、実際に教室に来て当時のことを話してくれるのだそう。
わぁ、嬉しい♪
1号が目指す学校は、難関校です。
1つの小学校で合格者が1人でるかどうかというくらい。
あの中学に受かった子ってどんな感じなのだろう?
親御さんはどういうタイプなのかしら。
興味津々な私。
ドキドキしながらご家族の登場を待っていました。
すると。
ガラガラガラと、教室のドアを開けて入ってきたのは、
40代後半くらい?のニコニコ朗らかな笑顔のお父さん。
隣には、品のいい素敵な笑顔のお母さんもいらっしゃいました。
そして、後から入ってきたのは、
背筋がピンと伸びた聡明そうな男の子。
「では、我が家の受験勉強についてお話しますね」
そう切り出したお父さんは、なんと、私達用に自作のプリントを持ってきてくれました。
「あくまで我が家の場合なので参考にならないかもしれませんが」
控えめに言いながら、配ってくれたお父さん。
そのプリントを見てみると、そこには、
1年前の〇〇君の様子や、そこから本気で勉強を始めるようになったキッカケ。
親がどのように接してきたか、どのようなことを期待しているのか。
受験に対する心構え、テスト直前に気をつけたいこと。
などが、グラフなども織り交ぜながら、とても丁寧に書かれていました。
「これは私なりに息子の受験をまとめたものです。少しでも皆さんのためになればと思って」
お父さんが語り掛けると、同時にお母さんが言いました。
「じゃあ、あとはいいかな?私は〇〇と外で待ってるね」と。
すると、すかさず「えー、ここにいてよ~」と、ふざけて答えるお父さん。
その微笑ましいやりとりに、少し緊張していた教室の空気が一気に和みました。
私も、素敵なご家族だなぁって、笑って眺めてたんだけど。
でもですね。
あれ?
何故だか、急に、涙がにじんできたんです。
あれ?なんで?っと、
慌ててハンカチで目を抑えたんだけど。
涙の理由は、すぐにわかりました。
あぁ、私。
羨ましいんだ。
合格したことが羨ましいんじゃありません。
いや、まぁ。それもあったりするんだろうけど。
でも。
それよりもなによりも。
きっちり資料を作って堂々と話をしているお父さん。
その隣で、ほほ笑んでいるお母さん。
ここのお宅は、お父さんが率先してお子さんの教育を考えてるんだな。
お母さんもそんなお父さんとお子さんを支えてるんだろうな。
息子君、安心だろうな。甘えたりもするのかな。
そんな、家族の絆。
温かい夫婦の絆みたいなものを見せてもらった気がして。
なんだか急にこみ上げてきちゃったんです。
うちには無いものだからね。
一生、手に入らないものだから。
うちの場合、1号の教育を、将来を、考えるのはいつも私1人です。
夫も考えてはくれますが、それは「私が話をふれば」です。
「今日、塾でこんなことがあって」と言えば聞いてくれるし、
「1号はここが苦手だから教えてあげて」と言えば教えてくれる。
でも、例えば私が、
「中学受験はした方がいい」と言えば、夫は「そうだね」と言うし、
逆に、
「受験なんてやめた方がいい」と言っても、夫は「そうだね」と言うでしょう。
1号が今、どんな塾に通っていて、どんな勉強をしているのか、
どんな学校を目指し、将来どんなことをしたいのか、
こういうことを、夫が自発的に考えることはありません。
本当は、夫婦で心を通わせ、力を合わせて1号を応援してあげたいです。
でも無理です。
それは叶わない。
一生叶わない…。
うん。
仕方ないな。
ここは求めてもどうにもならんし。
母子で受験乗り切ろう!
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