この記事の続きです。

 

 

あの日、1号はいつものように本棚の整理をしていました。

 

そして、いつものように、2号と3号が1号に怒られていました。

 

全ての絵本を本棚にしまいたい1号と、まだ遊びたい2号と3号。

 

妥協策として、最近は(1冊だけ読んでいいことにしよう)ということになっていたのですが、

2号が2冊目に手を伸ばしていたようです。

 

 

あ~、またはじまったなぁ。

 

 

私は夕飯の支度をしながら、イライラしている1号と今にも泣きそうな2号のことを見つめていました。

 

そしたらですね。

そのうち、1号が2号を突き飛ばしたんです。

 

ソファに倒れこみ、2号は泣きました。

 

ここで私は2人の間に入りました。

 

1号に、「力の差が大きいんだから手を出すのはダメ。口で伝えなさい」と言い聞かせますが、彼の目は2号をにらんだまま。

もし、2号がやり返したら、3倍返ししそうな勢いです。

 

 

これは…落ち着かせなくちゃ。

 

 

ソファに座るよう促し、話をすることにしました。

 

とりあえず、このピーンと張った空気を変えようと、少しふざけて言ってみます。

 

「片付けたい気持ちは分かるけど、今何時?まだこの子達は遊ぶ時間だよ?1号は宿題あるし、かーちゃんはご飯作るからそれでいいけど、2号と3号は何すればいい?おもちゃも触っちゃ駄目なんだよね。じゃあ、どうすればいい?並んで座禅?この2人が座禅してるとこ想像してみ?」

 

「うるさい!」

 

私にじゃありません。泣いている2号に対して「うるさい!」と叫ぶ1号。まだ怒りは沸騰中で笑う余裕は無いようです。

 

向かい合うと反発すると思ったんで、隣に座ってみました。

 

「あのさ…、そんなに片付けにこだわってると辛くならない?お母さん、1号が辛そうに見えちゃうんだけど、どう?」

 

「辛いよ!俺はずっと辛いんだよ!」

 

 

辛い?・・・ずっと???

 

 

ドキッとしました。

1号の目を見ると、涙がたまっているのがわかります。

つられてこちらまで泣きそうになりました。

 

「うん。辛いのか。どんなところが?」

 

するとここで、3号がなにやら1号に言いました。

よく覚えてないけど、双子の2号を庇おうとしたのでしょう。

1号に反発するような言葉です。

 

すると1号、ソファから立ち上がり、側にあったノートを手にとると、

床にバンッ!っと投げつけました。

 

「ちょっと落ち着きな?」

 

手をとりやめさせようとしたんだけど、1号の怒りはまだおさまりません。

枕も床に投げつけました。

 

一応、柔らかいものを選んで、彼らに当たらない場所を狙ってなげていることを思うと、

本気でキレてはいないものの、その一歩寸前。爆発寸前というカンジです。

 

1号の目から涙がポロポロ落ちました。

 

「うん。泣きな?1階行って泣いてくる?」

「いかない」

「じゃあ、クローゼット行く?一旦、うわ~って泣いた方がいいよ。」

 

それでも1号は動かず固まったまま。

 

胸をさすってあげようとしたけど拒否。

抱きしめようとしたけど拒否されました。

 

泣くもんか!と、一生懸命堪えてるように見えました。

 

 

すると。

 

 

それを見ていた3号が、ノートを拾ってもってきてくれました。

 

「おにーちゃん。3号ちゃん、おにーちゃんのきもちわかるよ?ここの(胸を指さして) いらいらの わかるよ?」

 

いつも私に言われているセリフを一生懸命使って兄に歩み寄ります。

 

でも、1号は、それすら拒絶する。

 

「うるさいっ!あっちいってろっ!」

 

思わず、怒ってしまいました。

 

「ちょっと!3号は心配して言ってるんだよ?」

 

すると、1号の口から衝撃的な言葉が出てきました。

 


 

 

「2号を殺したい」

 


 

…っ!!

 

 

ガンッ!!

 

 

私。初めて子どもを叩きました。

 

 

頭を。

ゲンコツで。

 

「なんてこと言うの!自分が何言ったかわかってんの!?言っていいことと悪いことがあるんだよっ!!」

 

 

感情的になりました。

叱ったんじゃない。怒ったんです。

 

見る見る涙が溢れてくる1号。

目はこちらを見ていません。

怒った表情で弟達を睨みつけています。

 

すごく怒った目。

 

この子、こんな目つきをするんだ。

 

その目を見ながら、何故だか私。

 

ずっと昔のこと。

一緒に離乳食を作ってくれた日のことが頭に浮かびました。

 

続いて、1号が弟達と手を繋ぎ、笑顔で散歩している姿も浮かんできます。

 

 

1号。。。どうしたんだよ、1号。

 

今度は最近気になってきた1号の特徴が出てきました。

 

 

タグを嫌がって下着が着れない1号

前髪が目に入ると嫌がり、チックのように目をこする癖がついた1号

匂いに敏感で自分の鼻の奥から変な臭いがするという1号

掃除機をかけると埃が動いて足の裏が気持ち悪いという1号


やっぱり、普通じゃないと思う。

こだわりが強すぎる。

五感が鋭すぎる。

 

一瞬だけど、今、目の前にいる1号が、私の知らない子のように見えました。

 

私も。

みるみる涙が溢れてきました。

 

2号も3号もいるのに。

泣いちゃ駄目だ。堪えなきゃって思ったんだけど、どうしても耐えられなかった。

 

 

「かーちゃん、泣かないでよ」

 

やっとこちらを見た1号が小さく呟きました。

 

 

 

1号。

 

ごめんね、1号。

 

きっと何かを抱え込んでるんだね。

 

障害に関するものか、そういう時期なのかはわからないけど、

でも、辛かったんだね。ずっと。

 

 

かーちゃん、気づかずにごめん。

 

どうしちゃったんだろうね。

 

どうなるんだろうね。これから。

 

 

ごめんなさい。また続く。

 

 

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