
生徒様と話していると、
ボキャブラリーが足りないから話せない
とおっしゃる方が多いです。
スピーキングに文法は必要なのか?
という記事では、スピーキングと文法の関係について書きましたが、
今回はスピーキングとボキャブラリーの関係について書きたいと思います。
「ボキャブラリーが足りないから話せない」と言う方々の場合、実際に英語を話すところを見ていると、ボキャブラリーが問題ではないことが8~9割を占めます。
「日常会話は中学レベルのボキャブラリーでじゅうぶんだ」
という説がありますが、じっさい、日常会話(スモールトーク)をするにあたって、ネイティブでさえも、難しい言葉を使うことはまれです。
じゃあ、話せない本当の原因は何だ?!というと、
英語らしい自然な表現パターンが身についていない
ということにつきます。
名詞節の記事でも書いたんですが、話すときに
日本語→英語
の直訳で話すと、へんな英語になってしまってぜんぜん通じないので、いくらボキャブラリーがあっても、自然な会話にはつながらない、ということになります。
ここで例をひとつ。
実際にDEVELOPであった会話です。
講師:次のバケーションはどこへ行くの?
生徒Aさん:えーとね、いま考え中なの。いろいろ候補にあがっている国はあるんだけどね。。。
ここで、「候補」という単語がわからず、和英辞書をひくAさん。
辞書には、「候補」→candidate
と出ていました。
そこで、
We have many candidate now.
という表現をしました。
講師は、
?????
という顔。まったく通じませんーー!!
なぜでしょうか?
次回につづく・・・・・・
トロントの少人数制語学学校
DEVELOP Language Institute