
「ネイティブと友達」の落とし穴、 という記事の続きです。
ここで「ネイティブ友達の作り方」というタイトルにしないのは、やはり英語の練習としてだけで友達を作るのは失礼だし、無理だと思うからです。
でも、せっかく留学しているのですから、その国に住んでいる人(英語のネイティブ、移民、日系人すべてを含めて)とお友達になりたいですよね。
ここでは、「英語で話す友達」という前提で話します。
また、すごく面白い人、英語しゃべれなくてもジェスチャーなんかで無理にコミュニケーションや笑いをとってしまう人など、キャラが際立っている人は例外ですので、ここでは、普通の人(?)を対象にして書きます。
私が、「英語で話す友達」を作るにあたっていちばん重要だと思うのが、
中身があるかどうか
ということですね。
これには、なんにでも好奇心をもって、「打てば響く」会話をすること、という意味があります。
よく言われる「Yes」「No」で終了するのを避ける、というのもここに含まれます。
悪い例)
相手:(カナダ首相の)スティーブン・ハーパーが今回のG8/G20サミット開催にあたってすごい予算を投入して観光施設を建設しているよね。
貴方:へ~~え・・・・
良い例)
相手:(カナダ首相の)スティーブン・ハーパーが今回のG8/G20サミット開催にあたってすごい予算を投入して観光施設を建設しているよね。
貴方:えっなぜ?その目的は?
相手:各国首脳が一堂に会するのだから、カナダの観光面をアピールするという目的があるという主張をしているみたいだよ。
貴方:それに対する世論はどうなの?
相手:それがね、
・・・(続く)
という具合です。
もしそのニュースを知らなかったとしても、適切な質問をはさんでいくことで、会話をずっと続けていくことができます。
また、時事をはじめ、あらかじめ基本的な知識があればあるほど、適切な質問をしやすくなります。これは日本語でも全く同じですよね。
日本語と違う点は、日本語なら
「へ~~~え」
と相槌をうっているだけで良いのですが、英語だと「これ以上話したくないのかな?」と思われてしまうことにあります。
また、「自分の意見を持つこと」というのもこれに含まれます。
欧米の教育では、とにかく自分の意見を持つことを重要視されます。対して、日本の教育はとにかく他と同調することを求められます。(それぞれの社会に対応するためのシステムでもあるわけですから、どちらが良いというわけではありません、念のため)
そのため、日本人がこちらに来て、あまりにも「自分の意見を求められること」が多いことに気づき、戸惑います。
私は、言葉の問題よりも、こちらのほうが大きいのではないかなと思っています。
長くなりそうなので、ここでいったん切りますね。
トロントのアットホーム語学学校
DEVELOP Language Institute