世の中にはなんと多い事か。
「だます」「だまされ」。
だまそうとしている、あるいは結果的にだましてしまう人がいかに多いか。
また、人はなんとだまされやすいか。
代表的なのが、「おれおれ詐欺」だ。これが「振り込め詐欺」になり、また名前を変えて「母さん助けて詐欺」だという。
「母さん助けて詐欺」については、多分否定的な意見の方が多いだろう。
当然、ネーミングがメインテーマで防止には役立たないと思われるので、「振り込め詐欺」のままでもいいし、わたしなら「気をつけろその話」とでもいっとこうか。
問題は有効な防止策が無ければなにを言っても無駄である。
これは、高齢者を狙った詐欺であるし、高齢者は簡単にだましやすいという事だろう。
安愚楽牧場事件。
これは最近の大型の詐欺事件だ。
引っかかったのは高齢者というよりお金を持った、さらに儲けたいという欲張りな人たちだ。
そもそも、元本保証で高配当な投資話で本当なものはある筈がない。あったらおかしい。
他にも投資話はいっぱいあり、複雑に仕組まれ話を聞いていても多分完全に理解せずに投資話に乗ってしまうのだろう。
何れも、儲かりそうだという気にさせられる。
最近は、外壁や住宅のりホームも問題企業が多く存在する。
また、「お金を貸してほしい」という単純なものや、昔は良く聞いた「通信講座」のセールス、等不当な儲け話だが、とにかくセールストークは大した才能である。だからまっとうな方面でその能力を使えばよいのだが。
私の場合、常にだまされる側であるが、それは仕方がないと思っている。
だます意思があってだましたり、結果的にだましたとしても、そっちの方がよほど悲しい生き方である。