今、世の中は真っ二つの意見が多い。
まず、「原発廃止か再稼働か」
”廃止”は、言うまでもなくもう絶対に動かさないということである。稼働にリスクがある以上、何が何でも廃止しなければならない、という意見。
”再稼働”はストレステストを通じて、再稼働しても安全であり、しかもまだ代替電力が準備できていない。だから、やむを得ないという意見。
絶対安全だという人には、あなたの住んでいる所で原発の建設する場合、賛成しますか?近くに住めますか?と言いたい。そもそも安全・推進派には自分たちの都合によるところが大きいのでは。
節電はしたくない、電力費用はなるべく抑えたい、といった意見だろうが、安全に代えられる理由になるのだろうか。
原発地元の人たちは”原発廃止”の意見が圧倒的だろう。
被害を受けていない地域では、汚染土の除染協力にすら全く非協力的である所が多いが、いざ原発を建設するとなるとどういう反応をするのだろうか。
また、消費税を上げるか上げないかも真っ二つである。
民主党がマニフェストに掲げたから絶対に上げられない、という意見と、日本の借金大国は何としても今、手を打たなければ破たんしてしまう。この意見が対立している。
そもそも本当の議論を尽くしているのか、という気がする。本当に日本は破たんするのか、よく会社の損益とか、家計の収入と支出や借入金の例で説明を聞くが、資産と負債のバランスは言われているように破たん状態に近いのか。
いろんな点から、資産は十を分にあり、今すぐに増税をしなければならない状況であるとはとても思えない。
今はやはり、なんとしても経済を上向かせ、好況に向かうことが最優先にすべきことだろう。
物事には順番と優先順位があり、政治家にはこの点をコントロールする必要がある。官僚にしても政治家にしても、保身が優先になっていないだろうか。国民のために仕事をしてもらいたい。