記憶力

母は（８４才だが）かなり昔のことは、記憶がはっきりしているのに、ごく最近の事ほど（ごく何分か前の事までも）忘れているようだ。したがって火を使わせることが問題になる。

一人で買い物に行く場合も、買ったものは持っているが、大事な財布の入ったバッグは置いてくる。

はたしてそれが年のせいだけなのだろうか。
私自身どれ位の記憶力を維持しているか、興味がある。

そこで、パソコンで“記憶力テスト”等、何種類もあるテストをやってみた。絵を覚えるものや、数を記憶するものなどさまざまであるが、「あなたは２０代です」という風に出るとチョット安心したりする。逆の場合はガッカリするのだが。

ここで何故”記憶力”を採りあげるかというと、私は自分には足りないのを自覚しているのだが、すべてのことに必要な能力の基本は”記憶力”だと思うからである。

いや、”思考力”が大事だとか“集中力”だとか“理解力”だとかいろんな意見があるだろう。

しかし、「囲碁」とか「将棋」とか特に“読み”の力が必要と思われるものでさえ、
私は“記憶力”が基本にあると思う。

いずれ皆が向き合う「ボケる」ということの原因は記憶力の低下からくることが大きいと思われる。したがって、なるべく長くボケないでいるために“記憶力”の維持に努力したいものである。