「最近の日本人は」 | 悠々、のんびり

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“最近の若者は”ということはいつの時代からかは知らないが、かなり以前から、何世代にわたり言われてきたのではないだろうか。

これは、我々の世代が若者を指して、ある意味その生活や仕事振りを嘆くことを意味している。かつては我々も親の世代からはそう言われたハズである。

私はこう言いたい。“最近の日本人は”

少なくとも明治時代の日本人は今より立派だったという気がする。それは何より向上心においても勤勉さにおいても、現代の日本人より余程すぐれていたと思うからである。

現代の問題点は、「変化を好まない」「リスクを恐れる」ことにあり、何事も起きない現状維持を求めるために、国全体に活力が失われ周辺諸国に各分野で追い越されたり、新しい分野では初めから負けている現実がある。

しかし、国際的には外国の追随を許さない分野もあり、今現在を頑張る底力を発揮すればこのまま国際競争力が低下し続けるようなことは無いと考えるのだが。

今回の震災の復旧・復興の政府の対処を見ていると、お金がかかるから増税とか、原発の影響でも具合の悪い話しかないのでできるだけあいまいな表現(なぜ数字を正確にわかりやすく発表しないのか)でごまかそうとしている。

皆が団結して、将来をどうするという話があまり聞こえないのは残念。例えば、東北のあちこちに「近未来的」な町造り計画を描いて見せるとか、企業誘致をセットにした雇用対策を示すとか、こういう時こそ政治家の出番と思うのだが。

お金はいくらかかろうとも早くやることが重要であり、資金調達はいろんな方法をすべてやるという気持ちがないととてもできない。

例えば、国債の発行、公務員の人件費カット、東電の整理(ああいう事故を起こして生き残るのは信じられない)、国会議員の削減、いろんな方法があるだろう。

ただし、言えることは自分の痛むことは、自分ではできないということ。必ず抵抗があるのでこれも物事が進まない原因である。

そういうマニフェストを掲げて戦う政党が現れ早く総選挙をして勝ってしまうのが一番早いのではないだろうか。