外まわり。
コーナー3回だけど、スタート直後と3コーナーはゆるっと回る感じ。カーブらしいカーブは4コーナーのみ。


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向正面、2コーナー付近からスタート。
スタートから3-4コーナー中間地点あたりまで坂を下る。
最後の直線は高低差2.2mの坂を上る。最後の直線距離は約310m。


外回りなので3コーナーが大回り。むしろ、ほぼ真っ直ぐに見える。
坂を下りながら通過する。
行きたがる馬が複数いれば先行争いが激しくなり、レースラップは前傾が中心。

ちなみに、スタートしてすぐ下り坂の短距離コースは他に
阪神芝1400m小倉芝1200mなどがある。

フルゲートは16頭。


多くのレースが開催されているコースの1つ。
重賞はG1スプリンターズSとG3オーシャンSが、リステッド競走は春雷S、ラピスラズリSが施行されている。

頭数が揃いやすく、フルゲートのレースも多い。





▽ラップタイム

スプリンターズステークス
G1 3歳上オープン 定量
2021年
1:07.1 良 16頭
11.7 - 10.6 - 11.0 - 11.1 - 11.3 - 11.4 (33.3-33.8 M)
1着4ピクシーナイト 55福永 3-2  33.4
2着12レシステンシア 55Cルメール 4-4  33.5
3着1シヴァージ 57吉田隼 5-5  33.4

2020年
1:08.3 良 16頭
11.9 - 10.1 - 10.8 - 11.5 - 11.9 - 12.1 (32.8-35.5 H)
1着10グランアレグリア 55Cルメール 15-15  33.6
2着3ダノンスマッシュ 57川田 4-4  35.0
3着16アウィルアウェイ 55松山 16-16  33.7

2019年
1:07.1 良 16頭
11.9 - 10.1 - 10.8 - 11.3 - 11.2 - 11.8 (32.8-34.3 H)
1着8タワーオブロンドン 57ルメール  11-8  33.5
2着7モズスーパーフレア  55松若 1-1  34.4
3着2ダノンスマッシュ  57川田  7-8  33.7

2018
1:08.3 稍重 16頭
11.7 - 10.3 - 11.0 - 11.3 - 11.5 - 12.5 (33.0-35.3 H)
1着8ファインニードル 57川田 6-8  34.5
2着9ラブカンプー 53和田   2-2  35.1
3着1ラインスピリット  57武豊  3-4  35.0

2017
1:07.6 良 16頭
11.9 - 10.8 - 11.2 - 10.9 - 11.1 - 11.7 (33.9-33.7 M)
1着8レッドファルクス 57デムーロ  11-10  33.0
2着2レッツゴードンキ 55岩田康 9-7  33.1
3着6ワンスインナムーン 55石橋 1-1  33.8

オーシャンステークス
G3 4歳上オープン 別定
2020年
1:07.4 良 16頭
11.8 - 10.5 - 10.8 - 11.4 - 11.2 - 11.7 (33.1-34.3 H)
1着2ダノンスマッシュ 56川田 4-4  34.0
2着10ナックビーナス 54横山典 2-2  34.4
3着1タワーオブロンドン 58ルメール 9-6  34.4

2019
1:07.1 良 16頭
11.4 - 10.1 - 10.8 - 11.4 - 11.4 - 12.0 (32.3-34.8 H)
1着14モズスーパーフレア 54ルメール 1-1  34.8
2着12ナックビーナス 54大野 2-2  34.4
3着6ダイメイフジ 56松岡  6-7  34.4

春雷ステークス(L)
4歳上オープン ハンデ
2020年
1:08.3 稍重 16頭
11.8 - 10.6 - 11.4 - 11.0 - 11.6 - 11.9 (33.8-34.5 H)
1着8ラヴィングアンサー 54吉田豊 13-13  33.6
2着16マリアズハート 53大野  16-16  33.1
3着6タイセイアベニール 55三浦 13-13  33.7

カーバンクルステークス
4歳上オープン 別定
2020年
1:08.4 良 11頭
12.1 - 10.5 - 11.2 - 11.3 - 11.4 - 11.9 (33.8-34.6 H)
1着10ライラックカラー 56マーフィー 10-11  33.6
2着8ペイシャフェリシタ 55田辺 9-7  33.9
3着3レジーナフォルテ 55杉原  1-1  34.7

 


上記したラップタイムはオープンクラスのものだけど
下級条件と照らし合わせた結果として書くと、

走破時計はスプリンターズSがやっぱり速い。
重賞以外のクラスでは大きな差はない。9月の野芝開催時(良馬場)は条件戦でも7秒台が出ていたりする。
展開内容もクラスによる差はほぼない。

前半3Fも下り坂なので速いときはめちゃくちゃ速い。これもクラスを問わない。

差がはっきりしていたのはラスト1F。
前半3Fが速く、加えて最後の直線に上り坂があるので
上がりがかかるのは当然なんだけど

良馬場のハイペースの時に
重賞ではラストのスピードの落ち方が極端なものではなく、ゴールまでしっかりとスピードを維持していることが分かる。
下級条件戦で同じような展開になった場合はラスト1Fが1秒以上落ちることもよくあるので、ここに格の違いが出ていると思う。

あとは3F目(500-600m区間)も、上のクラスのほうが速くなりやすい。


レースの展開としてはクラスによる差はないものの
スピードや持続性や底力など、必要とされる能力がクラスと共に上がっている。


クラス問わず言えることは
・速い流れだけでなく、急激なスピード変化への対応力が必要
・加えてラストではスピードを持続することが大事。



▽脚質
有利脚質は、コース形態だけで考えると
揉まれない位置にいられる逃げ先行馬、または外目の差しがいいのかな?
「極端なペース以外」なら4角5番手以内も良さそう。

「極端なペース」の1つに、前半がとても速いバージョンがある。
スプリンターズSはこの展開が多い。前半と後半で2秒くらい差がある時もある。前半32秒台の時も。
野芝開催は良馬場だと時計が出やすいこともあるけど、やっぱり一流どころのスピード勝負なので。

そのためスプリンターズに於いては、差し優勢になる年も多い。(馬場悪化時は除く)



少頭数の時の単騎逃げや先行馬は、クラス問わず上位にいるケースがいくつかあった。
中山芝1200mで少頭数のレースってほんとに少ないけど。

ラピスラズリS (L)
3歳上オープン 別定
1:08.5 良 9頭
12.2 - 11.2 - 11.7 - 11.5 - 10.8 - 11.1 (35.1-33.4 S)
1着7ナックビーナス 58田辺 1-1  33.4
2着9ハウメア  54丸山 3-2  33.5
3着5キングハート 58松岡 5-4  33.4

スローだと終いがめっちゃ速くなる。
それより牝馬で58kg‥‥‥


ちなみに単騎逃げは馬場悪化時(重不良)なら、頭数やメンバー関係なく怖い。
とくに4角で後続を引き離しているようなタイプ。

このコースで重か不良で単騎で行けて、さらに後続を離したまま4角回れる時点で強いってことかもだけどね 笑

昔、スプリンターズSのカルストンライトオは
不良馬場で4コーナーで後続を5馬身引き離して逃げ勝った。






▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(系統記載なしはサンデーサイレンス系)
ネイティヴダンサー系(系統記載なしはミスプロ系)
ノーザンダンサー系
ナスルーラ系

「父×母の父」で記載

スプリンターズS
2019年
1着 Raven's Pass × Dalakhani(ネヴァーベンド系)
2着 Speightstown × Belong To Me(ダンジグ系)
3着 ロードカナロア × Hard Spun(ダンジグ系)
2018
1着 アドマイヤムーン × マークオブエスティーム(ネヴァーベンド系)
2着 ショウナンカンプ(プリンスリーギフト系) × マイネルラヴ
3着 スウェプトオーヴァーボード ×トニービン(グレイソヴリン系)
2017
1着 スウェプトオーヴァーボード × サンデーサイレンス
2着 キングカメハメハ × マーベラスサンデー
3着 アドマイヤムーン × ヘクタープロテクター

オーシャンS
2020
1着 ロードカナロア × Hard Spun(ダンジグ系)
2着 ダイワメジャー × More Than Ready(Halo系)
3着 Raven's Pass × Dalakhani(ネヴァーベンド系)
2019
1着 Speightstown × Belong To Me(ダンジグ系)
2着 ダイワメジャー × More Than Ready(Halo系)
3着 アグネスデジタル × ダンスインザダーク

春雷S
2020
1着 ダイワメジャー × ロックオブジブラルタル(ダンジグ系)
2着 シャンハイボビー(ストームバード系) × Maria´s Mom(レイズアネイティヴ系)
3着 ベーカバド(ダンジグ系) × ブライアンズタイム(ロベルト系)

カーバンクルS
2020
1着 ルーラーシップ × ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
2着 ハーツクライ × Cape Cross(ダンジグ系)
3着 アルデバランⅡ × ボストンハーバー(ボールドルーラー系)

ラピスラズリS
2019
1着 ダイワメジャー × More Than Ready(Halo系)
2着 キングカメハメハ × Dansili(ダンジグ系)
3着 オレハマッテルゼ × マイネルラヴ



▽向いているかも知れない血統
ミスプロ系 × ダンジグ系ヘイロー系

前半と後半の時計差が大きくなりがちで、道中のスピードの急激な変化に戸惑わずに対応できるのはナスルーラ系も当てはまる。

あと、血統とは関係ないけど牝馬も急激なスピード変化に対応できる馬がけっこう多い気がする。(古馬の牝馬限定は割と乱ペースになりやすい)




▽まとめ
・スタートしてすぐカーブ+下り坂なので、1F目は多少様子見をしながらといった感じ。2F目からは吹っ切れたかのように全力で飛ばしていくか、逆にセーブしながら進んでいくかの2通りに分かれる。
・基本的に全体の上がりはかかる。(スロー以外)
・上位脚質は逃げ馬を含む4角5番手以内、次いで差し馬が多い。
馬場コンディションなどのファクターを絡めずに考えると、スプリンターズS以外では揉まれない位置に居る先行勢が少し良いのかなという気もする。
・スプリンターズSは良馬場なら前半からめちゃくちゃ速くなりがち。前半32秒台になると前後3Fの差が2秒くらい開いたりして、上がりの速い追い込み馬が鬼脚で差し切る展開になるケースもある。
また、前半33秒台の時でも2F目が10秒台前半など急激にスピードが上がるケースもあり、この場合は最初の2ハロンで前が消耗するので差し馬が台頭しやすい。
そのためスプリンターズに限っては差し優勢の展開も多く見られる。
・根幹距離にしてはリピーターが何頭か存在する。ここを得意とする馬が出走してきた場合は人気の有無ではなく、状態の良し悪しや他メンバーとの力関係などを見極めたい。
・有利そうに見える馬 →スタートが上手でタフでバテないタイプ。




また気付いたことなど追記します。

 



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