父親は、多重人格故に話して通じ合ったとしても、鬼の形相の人格には通じないという事を受け入れたなら、ヒーリングを受けてもらえるだけでもありがたいという感謝が溢れてきた。
そして、先ずは鬼の形相の人格すらも、魂からそのまま認めて受け入れることが自然と起こってきた。
そうなったら、壊れたテープレコーダーのように毎回同じ考えを押し付けてきても、一々訂正する必要も無くなりそのままを受けとめることがおこるようになった。
そして、ヒーリングによって鬼の形相の人格がゆっくりと溶けて消えて行ったならそれもよし、そうでなくとも構わない。
そんな在り方で父親と関わることが起こってきた。
そう、ヒーリング以外の時もハートで父親をまるごと受け入れている。
前回のヒーリングから二日後ということもあり、今回は感情などのエネルギーは浮かび上がって来なかった。
そこで、直感に従いうつ伏せになってもらい各チャクラの後ろ側に触れていき開いていく。
これは、行動すること、達成することにばかり氣を取られ、休むことや受け取ることを忘れている現代人にとってはとも大切なこと。
そして、ダメな自分もそのまま認めて受け入れることに開いていくことにも繋がる。
ダメな自分もそのまま認めて受け入れることに開いて初めて、人をそのまま受け入れることへも開いていけるようになる。
その後、直前に父親のリクエストで観た「脳卒中の後遺症治療について」というWEB講座の内容を思い出した。
人の体は手先を動かせるようになるためには、先ずは肩甲骨から動かせるようになる必要があるとのこと。
そして、肩、肘、手首と動くようになって来て最後に指が動くようになるらしい。
番組では、ボツリヌス療法といって、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を障害となっている筋肉内に注射することで、固まった筋肉や関節をやわらかくする治療法が紹介されていた。
それを観ながら、サトルボディヒーリングで障害となっている部位のエネルギーに直接働き掛けることで同じように麻痺した部位が動くようになるように感じた。
サトルボディヒーリングレイに繋がり、ハートから肩甲骨、肩、上腕、肘、前腕、手首、甲、指と触れながらエネルギーの流れを開いていった。
そして、腸腰筋、股関節、腿、膝、脛、足首、足裏、足指と触れていった。
今回は前回と違って、麻痺の出て無い右足が何度も何度もピクンピクンと反応していた。
その後、第2チャクラの前に感情が湧き上がってきたのでそれをヒーリング。
それに連動してハートの前にもブロックが浮上してきたので、それも一緒にヒーリング。
終了後、一旦トイレに行った父親が再びセッションルームにしている部屋に戻て来た。
そこでしばらく普通に会話した。
その後、2回目の脳梗塞の後、左脚と左手に軽度の麻痺が残る父親に無印良品の鼻緒付きスリッパをプレゼント。
これは自分が愛用しているものと同じ物。
右が父親用の新品で、左が自分用の二年物。
新品の方が色が濃く畳の匂いがいい感じ。
父親は、歩く時もペンギンのようにおぼつかず、特に家の中ではスリッパを履いていたため踵重心で足が上がり難くなり躓きやすくなっていた。
これを履くと自然と足指を使うようになり、母子丘に重心が来て躓きにくくなる。
実はこれ、体全体の前後のバランスが整い、腰痛予防にも効果がある優れもの。
古き良き日本人の知恵の結晶。
その後、鼻緒付きスリッパの効果もあり、歩幅が拡がりスムーズに歩けるようになった父親。
スリッパよりもいいとイイという事を感覚的に掴み氣に入った様子。
感情や間違った信じ込みを癒すだけでなく、体へのヒーリングも合わせて続けて、その効果を合わせて検証していこう。