ジャックの家は
橋の設計工事会社でした。
ある時、町の中を流れる川に橋を掛ける工事を頼まれましたが、掛けても掛けても橋は流されてしまい経営危機に追い込まれていました。
しかたなく飼っていた牛を、ジャックに売ってくるように親は言いつけました。
歩いてる途中、
見知らぬお婆さんが現れ
「よかったらその牛と、この中のものとを取り替えてはくれないかい?」
と声をかけてきました。
袋の中をのぞくと
リンゴと種がありました。
「リンゴは食べたら終わってしまうから種にしよう」と交換しました。
家に帰るとお母さんが
「こんな物と交換してどうするの!」
と窓から投げ捨てました。
すると、寝ている間に種から成長した木はどんどん大きくなり雲の上まで届きました。
ところが、木は大きく成り過ぎて倒れてしまいました。
夜が明けると、どうでしょう!
あの大きな川に大木による橋が架かっているではありませんか。
完成した橋の代金として、お役所から2億円を貰ったジャックの家族は贅沢などせず豆に暮らしました。
めでたし めでたし