前期のメインイベントは「冠詞と名詞の格変化」、後期のメインイベントは「過去分詞」だと思います。
過去分詞の作り方は難しくありませんが、基本的な語彙力のない人には困難かもしれません。
過去分詞だけ学ぶのではなく、通常は、「不定形・過去基本形・過去分詞」をセットにして「3基本形」として練習するのが普通です。
*~*~*「過去分詞」の基礎 ~*~*~*~*~*~*~*~*
過去分詞が重要なのですが、3基本形ごと書きます。
kaufen
kaufte
gekauft
のように、過去分詞は ge---t が一番簡単です。
このように単純に作れるのが規則変化です。弱変化ともいいます。「弱」とは「少ない」という意味です。個人的には「少変化」と名付けたほうがよいと思っています。
通常、考えてもわからない変化が不規則変化です。
stehen
stand
gestanden
辞書で調べて、暗記しましょう。不規則変化の動詞の数は英語より少ないでしょう。
*~*~* 動詞のタイプは 3×2 ~*~*~*~*~*~*~*~*
前綴りの有無などによって、3タイプ。
それぞれ規則変化と不規則変化があるので ×2 です。
1,前綴りのないタイプ
規則変化
不規則変化
2,分離の前綴りがあるタイプ
規則変化
不規則変化
3,非分離の前綴りがあるタイプ
規則変化
不規則変化
具体的には、次のようになります。
1,kaufen / kaufte / gekauft
stehen / stand / gestanden
2,einkaufen / kaufte ein / eingekauft
aufstehen / stand auf / aufgestanden
注意点
過去基本形で、分離の前綴りを「動詞の本体」より離して後ろに置くこと。
過去分詞で、ge- を分離の前綴りの後に続けて置くこと。
3,verkaufen / verkaufte / verkauft
verstehen / verstand / verstanden
注意点
過去分詞で、ge- を付けないこと。
*~*~* 分離動詞の「構造」 ~*~*~*~*~*~*~*~*
分離の前綴りは、「もともとそういう単語がある」ので、前綴りの部分だけの意味を言えます。
ただし、もともとそういう単語はあるものの、分離動詞の構成部分として適切な意味になるととはかぎりません。
前綴りの元の意味と基礎動詞の意味を組み合わせれば分離動詞としての意味がわかる例:
zurückkommen
↓
zurück + kommen
↓
zurück(戻って)+ kommen(来る)
↓
「戻ってくる」「帰ってくる」
前綴りの元の意味と基礎動詞の意味を組み合わせても分離動詞としての意味がわからない例:
anrufen
↓
an + rufen
↓
an(〜に)+ rufen(大きな声を出す・呼ぶ)
↓
「電話をかける」(「電話で話す」ではありませんから注意。)
*~*~*「分離の前綴り」と「非分離の前綴り」の見分け方 ~*~*~*~*~*~*~*~*
非分離の前綴りは、「そのような単語はない」ので、前綴りの部分だけの意味は言えません。
辞書では ver- のようになっていて、機能や働きの解説がしてあります。verkaufen の ver- の場合は反対語を作る働きがあります。
kaufen 買う
verkaufen 売る
基礎的な単語力のある人は、「分離の前綴りと非分離の前綴りの見分け方」で困ることはありません。実際、私は大学院を出てからも知りませんでした。学生に教え始めて「ベエムペンテルゲフェルツェル」というのが教科書に載っているのをみて驚きました。単語力のないうちに、強引に覚えるにはこれしかないかもしれません。
分離の前綴りは、数えきれないほどありますが、非分離の前綴りはそれほど多くないので暗記できます。それが be-, emp-, ent-, er-, ge-, ver-, zer- 「ベエムペンテルゲフェルツェル」です。現在ではもう少し多いですが、とりあえずこれを覚えればよいでしょう。