名詞の変化は

 単数1格〜4格

 複数1格〜4格

で、合計8とおりがあります。

 

格変化は、とりあえず「〜は・が、〜の、〜に、〜を」と覚えればよいのでしたね。(本当はだめですが、とりあえずこのように覚えましょう。)

 

 1格 〜は・〜が

 2格 〜の

 3格 〜に

 4格 〜を

 

格の用法の例をみますと:

 

Der Freund des Vaters schenkt der Frau das Buch.

父の(2格)友人は(1格) その女性に(3格) その本を(4格) 贈る。

 

ひとつの文に4つの格を詰め込んだので少し複雑な例文になりました。

 

さて、名詞の格変化の作り方です。ここでは Freund に定冠詞を付けて8とおりの変化をさせてみましょう。

手順どおりに作業するだけです。

 

 

手順1

まず、辞書で Freund を引く。

 

手順2

名詞の性を調べる。 男性名詞だとわかる。だから男性形の定冠詞を付ける。

 

単数

 1格 der Freund

 2格 des

 3格 dem

 4格 den

複数

 1格 die

 2格 der

 3格 den

 4格 die

 

手順3

男性名詞・中性名詞なら、単数2格に s を付ける。女性名詞なら何もしない。

 

単数

 1格 der Freund

 2格 des Freunds ただし、たいてい -es でもよい。

 3格 dem

 4格 den

複数

 1格 die

 2格 der

 3格 den

 4格 die

 

手順4

単数では、2格以外はそのまま Ferund を記入。

 

 1格 der Freund

 2格 des Freunds ただしたいてい -es でもよい。

 3格 dem Freund

 4格 den Freund

複数

 1格 die

 2格 der

 3格 den

 4格 die

 

手順5

複数1格の語尾を調べる。 -e を付ければよいことがわかる.

 

単数

 1格 der Freund

 2格 des Freunds ただしたいてい -es でもよい。

 3格 dem Freund

 4格 den Freund

 

複数

 1格 die Freunde

 2格 der

 3格 den

 4格 die

 

手順6

複数の2格・3格・4格も全部1格と同じく記入。

 

単数

 1格 der Freund

 2格 des Freunds ただしたいてい -es でもよい。

 3格 dem Freund

 4格 den Freund

 

複数

 1格 die Freunde

 2格 der Freunde

 3格 den Freunde

 4格 die Freunde

 

手順7

複数3格に -n を付ける。

 

単数

 1格 der Freund

 2格 des Freunds ただしたいてい -es でもよい。

 3格 dem Freund

 4格 den Freund

 

複数

 1格 die Freunde

 2格 der Freunde

 3格 den Freunden

 4格 die Freunde

 

 

これで完成っ!

もう少し細かな規則もありますが、ファーストステップはこれでOK。

これができない人はもうドイツ語は無理です。

 

辞書によっては、このようなルールを知らなくても8とおりの変化が全部記載されています。

そういう辞書は正解が書き込んである問題集のようなものですが、それに頼りながらきちんとした辞書が使えるようになればそれでもかまいません。

本格的な辞書も使えるようにトレーニングしましょう。

 

定冠詞・不定冠詞・定冠詞類・不定冠詞類は日本語で言うと全部「の」が付きます。

 そ家  das Haus
 こ家  dieses Haus
 ど家  welches Haus
 私家  mein Haus
 彼女家 ihr Haus

というように「の」が付いています。

学習のしはじめに、
 ドイツ語に格は4つあり、それらを「が・の・に・を」と覚えようと教えるから学習者としては混乱するのでしょう。しかし、今のところ、これ以上わかりやすい説明はないのではないでしょうか。

     あしあと ダッシュ


定冠詞は「その」ですから、全部2格にするのかというと、そのようなことはなく、次のようになります。

 das Haus
 des Hauses
 dem Haus
 das Haus

いろいろな説明の仕方がありますが、上の例で、「が・の・に・を」が当てはまるのは名詞である Haus だけと覚えてください。

 その家
 その家
 その家
 その家

名詞の前に位置するもの(定冠詞・不定冠詞・定冠詞類・不定冠詞類・形容詞など)は、 Haus という名詞の性・数・格に応じて語形を決めると覚えておくとよいでしょう。(この考え方で学習する場合、もっと後で学習する関係代名詞の2格には注意してください。)

                  キラキラ 流れ星

 

ドイツ語では「sch」という子音字のコンビネーションがあります。「英語」をドイツ語で書くと「 Englisch 」なので、

「 English 」と書き間違えないように気をつけましょう。

ところで、下の写真が何かわかりますか。

辞書見出し



 

 

 

 

岩波独和辞典に革を巻いたので、何の本だか見た目にはわかりませんね。なぜ革を巻いたか気になる人は別の記事で読んでください。
多くの辞書で、ページの端に「A」「B」「C」「D」・・・と印刷してあって、単語が引きやすいようになっています。しかし、岩波独和辞典はそうなっていません。

 

でも、たとえば「K」から始まる単語を調べるとき、辞書を持った瞬間に、一発で「K」のあたりを開けるようでなければだめだっ、修行しろっ、という人も私が学生の頃にはいました。
「はいっ、もっと修行しますっ!」
と答えはしたものの、私はどうしてもそれが苦手でした。だから、岩波独和辞典に「A」「B」「C」「E」・・・と自分で書き込みました。「C」で始まる単語は少ないので「D」とまとめて「C」にするなど自己流にしてあります。

写真を見ると,普通のアルファベットでないものがありますが、いいんです。自分さえわかればいいんですから,自分流の特殊記号なのです。


そして、この作業のときに気づいたのですが、ドイツ語では「S」で始まる語が多いです。だから、「S」の部分だけが厚くなってバランスが悪いです。なるべくなら辞書に塗る黒い部分をみんな同じサイズにした方が見た目がいいし,辞書も速く引けるでしょう。


結局、「sch」で始まる単語だけを別扱いにするとバランスがよくなります。つまり「s」で始める単語のうち「sch」で始まる単語とそうでないものとはほぼ同じくらいの数なのです。

さて,なぜだと思いますか?





゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚





 

毎年のことですが、はじめてドイツ語を学ぶ人にとっては「辞書は何にする?」という問題があります。

中学に入学して、英語の授業がありますが、「辞書は買わなくてよい。学校で教えます。」という方針の学校があるようです。
何度も繰り返すうち、意味や用法が身につく・・・なんていうことがうまくいくことは稀(まれ)です。
なかにはそんな人もいますが、それはその人の才能と努力があってのこと。

ここでは、普通の人を対象に書きます。


ドイツ語も授業が始まってしばらくは辞書は使いません。
持っていても使う機会がないと思うのですが、教員によっては早くから購入させるようです。
私の授業では、まず、発音、簡単な動詞の変化、そういうことをひととおりやってからなら、辞書は必須です。

まあ、いずれ買うなら早く買ってもいいですが。

「とにかくわからないから、ズバリお勧めを」と聞かれたら、「アポロン」と「フロイデ」を薦めていたのですが、もうフロイデは出版していないので、別の辞書を紹介するとすれば「クラウン」でしょうか。

もっと薄い辞書もあります。
中学生の英語辞書でいうと、とりあえず、1年生2年生のうちはこれで教科書は読めるでしょうというようなコンパクトな辞書もあります。辞書というより単語帳に近いものだと思います。


なぜフロイデが絶版となり、新しく辞書が発行されないのかといえば、「作っても売れない」、少なくとも「儲からない」からだろうと思いますが、こんな時代に新版を出した会社があります。三修社です。
「アクセス独和辞典 第4版」です。
そこまで頑張るなら、学生に紹介しましょうということで、見本を1冊いただきました。


初心者には紙の辞書の方が見やすいと思います。
書店で手に取って、感触やレイアウト・文字などフィーリングの合うものを買うのがいいでしょう。

学習が進むうち、「この辞書では満足できない」ということになれば、別のものを買えばよいですし、そういう場合には「高くてお金がもったいない」という気持ちにはならないでしょう。
私自身も辞書を買い直し、4冊目の辞書でやっと落ち着きました。
























スマホの音声入力も自動翻訳もかなり以前からある機能ですが、けっこう遊べます。

 

「考えるんじゃない。 感じるんだ。」

というのは、以前ちょっとはやりました。

たまたま思い出したので、翻訳させてみました。

 

 

   

 

 

Denk -------- nach は分離動詞です。

命令法です。

du に対する場合の変化で、語尾に -e が付く場合と付かない場合があります。

文法書には長々書いてありますので、ある程度慣れたら、あるいは気になったら、一気に読んでみてください。

 

 

こういう翻訳は、本当に正しいドイツ語かどうか疑わしいものもありますが、

 

   遊びのように楽しめばよいのですから。

十分楽しいし、役に立ちます。

 

 

前期のメインイベントは「冠詞と名詞の格変化」、後期のメインイベントは「過去分詞」だと思います。

 

過去分詞の作り方は難しくありませんが、基本的な語彙力のない人には困難かもしれません。

 

過去分詞だけ学ぶのではなく、通常は、「不定形・過去基本形・過去分詞」をセットにして「3基本形」として練習するのが普通です。

 

 

*~*~*「過去分詞」の基礎 ~*~*~*~*~*~*~*~*

 

過去分詞が重要なのですが、3基本形ごと書きます。

 kaufen

 kaufte

 gekauft

のように、過去分詞は ge---t が一番簡単です。

 

このように単純に作れるのが規則変化です。弱変化ともいいます。「弱」とは「少ない」という意味です。個人的には「少変化」と名付けたほうがよいと思っています。

 

通常、考えてもわからない変化が不規則変化です。

 stehen

 stand

 gestanden

辞書で調べて、暗記しましょう。不規則変化の動詞の数は英語より少ないでしょう。

 

 

*~*~* 動詞のタイプは 3×2 ~*~*~*~*~*~*~*~*

 

前綴りの有無などによって、3タイプ。

それぞれ規則変化と不規則変化があるので ×2 です。

 

1,前綴りのないタイプ

   規則変化

   不規則変化

2,分離の前綴りがあるタイプ

   規則変化

   不規則変化

3,非分離の前綴りがあるタイプ

   規則変化

   不規則変化

 

具体的には、次のようになります。

 

1,kaufen / kaufte / gekauft

  stehen / stand / gestanden

 

2,einkaufen / kaufte  ein / eingekauft

  aufstehen / stand  auf / aufgestanden

 

 注意点

  過去基本形で、分離の前綴りを「動詞の本体」より離して後ろに置くこと。

  過去分詞で、ge- を分離の前綴りの後に続けて置くこと。

 

3,verkaufen / verkaufte / verkauft

  verstehen / verstand / verstanden

 

 注意点

  過去分詞で、ge- を付けないこと。

 

 

*~*~* 分離動詞の「構造」 ~*~*~*~*~*~*~*~*

 

分離の前綴りは、「もともとそういう単語がある」ので、前綴りの部分だけの意味を言えます。

ただし、もともとそういう単語はあるものの、分離動詞の構成部分として適切な意味になるととはかぎりません。

 

 前綴りの元の意味と基礎動詞の意味を組み合わせれば分離動詞としての意味がわかる例:

  zurückkommen

   ↓

  zurück + kommen 

   ↓

  zurück(戻って)+ kommen(来る)

   ↓

  「戻ってくる」「帰ってくる」

 

 

 前綴りの元の意味と基礎動詞の意味を組み合わせても分離動詞としての意味がわからない例:

  anrufen

   ↓

  an + rufen

   ↓

  an(〜に)+ rufen(大きな声を出す・呼ぶ)

   ↓

  「電話をかける」(「電話で話す」ではありませんから注意。)

 

 

*~*~*「分離の前綴り」と「非分離の前綴り」の見分け方 ~*~*~*~*~*~*~*~*

 

非分離の前綴りは、「そのような単語はない」ので、前綴りの部分だけの意味は言えません。

辞書では ver- のようになっていて、機能や働きの解説がしてあります。verkaufen の ver- の場合は反対語を作る働きがあります。

 

 kaufen 買う

 verkaufen 売る

 

 

基礎的な単語力のある人は、「分離の前綴りと非分離の前綴りの見分け方」で困ることはありません。実際、私は大学院を出てからも知りませんでした。学生に教え始めて「ベエムペンテルゲフェルツェル」というのが教科書に載っているのをみて驚きました。単語力のないうちに、強引に覚えるにはこれしかないかもしれません。

 

分離の前綴りは、数えきれないほどありますが、非分離の前綴りはそれほど多くないので暗記できます。それが be-, emp-, ent-, er-, ge-, ver-, zer- 「ベエムペンテルゲフェルツェル」です。現在ではもう少し多いですが、とりあえずこれを覚えればよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の2つの文をひとつにまとめてみます。
 Ich bin krank.

 Ich bleibe zu Haus.

 

まず、シンプルに英語の and のような und を使ってみます。

 Ich bin krank und ich bleibe zu Haus.

という1文になります。

 

これでよいのですが、「〜なので」という接続詞を使うと、もっと気が利いた感じがするかもしれません。

 Ich bleibe zu Haus, weil ich krank bin.

 

文には、主文と副文があります。
主文(平叙文)では定形が2番目の位置にあるというのは重要な事項です。
そして副文では、定形が副文の中の最後に位置するというのも重要事項です。

 

上の例文では、weil 以降が副文です。英文法風にいうと従属節です。

副文の中では定形(定動詞)が最後に位置します。重要なので赤字にしておきました。

 

英語では

 「主節」+「従属節」でも、

 「従属節」+「主節」でも、

ニュアンスは異なるとしても、日本語に訳すと同じようなことになってしまいます。

ドイツ語でも、

 「主文」+「副文」

 「副文」+「主文」

どちらも可能です。

副文を先にした例を書いてみます。
 Weil ich krank bin, bleibe ich zu Haus.


従属接続詞(ここでは weil )ではじまる文は副文です。副文の定形は副文内の最後に位置します。赤字で表示してあります。

 

副文を先に置いた場合に注意すべきなのは、主文の定形の位置です。重要なのでで表示しておきます。

主文は「定形2位」、つまり「定形を2番目に置く」ので、2番目に置いたら ich より前になってしまったのです。

 

なぜ bleibe が2番目かというと、

 Weil ich krank bin,

が1番目だからです。これが1番目には見えない人がいると思いますが、もし文頭に前置詞句があれば、その前置詞句が「1番目」だということは納得できるでしょう。

 

そこで、

 wegen der Krankheit

という前置詞句を置いてみます。

 Wegen der Krankheit bleibe ich zu Haus.

 

Krankheitは女性・単数・2格ですから、定冠詞が der です。「病気が原因で」という意味になります。

そうすると、

 weil ich krank bin,  (私は病気なので)

という副文とだいたい同じ意味です。

もし、「私が」病気なのだと明確にいいたければ、

 wegen meiner Krankheit,

のように、定冠詞ではなく、所有冠詞にすればよいでしょう。

 

つまり副文とは、前置詞句に主語・動詞を補って、ゴージャスにしたようなものと考えられます。ですから前置詞句が文の初めにあると「1個目の成分」であり、副文があっても「1個目の成分」のようなものなのです。

 

 

   *☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:

 

 


接続詞には従属接続詞ではないものもあります。たとえば und (英語の and )や oder (英語の or )などで、これらを使う場合は動詞の位置に何も影響しません。並列接続詞です。


まず、従属接続詞をいくつか覚えると学習しやすいです。次の5個は初めに覚えるものとしてお薦めです。

 weil  ~なので
 wenn  ~ならば
 dass  ~ということ(英語の that )
 ob   ~かどうか
 während  ~する間に


   *☆*:;;;:*☆*:;;;:
 

なかなか文字が読めません。
昔は、大学入学早々、第二外国語としてドイツ語を選ぶか、フランス語を選ぶかということがよく言われていました。

「ドイツ語はローマ字読みなので簡単だよ。」と聞いてドイツ語を選択した人もいるようです。
が、すべてローマ字読みではありません。英語ほど複雑でないとはいえ、すべて規則通り読めるわけではないということです。

そんなことをいうと、日本語でも
 狼は「おおかみ」「おうかみ」でしょうか。
 地震は「ぢしん」「じしん」でしょうか。
 「つまづく」「つまずく」はどちらが正しいでしょうか。
というように、間違えやすい(とは言っても小学生レベルですが)、どちらだか判断するのは難しいものは、どの言語にもあります。

小学生で習うとはいえ、本当は難しいですね。
気になる人は、
 『日本語「ぢ」と「じ」の謎』(土屋秀宇 著 光文社千恵の森文庫 705円)
を読んでみてください。
「国語の先生も知らなかった」と銘打っています。


ドイツ語にもいくつかの例外があります。それさえ覚えれば、英語よりはるかに簡単です。
フランス語もいくつかの例外を覚えれば、あとはローマ字読みです。
私が知っている言語の中では、英語が一番難しいです。


授業の復習は大切ですが、もっと大切なのは興味・関心・知識欲でしょうか。

そこで、普段、日本語を使っている人が、ドイツ語を読むとき、もっとも注意すべき(間違えやすい、覚えにくい)発音のベスト10をピックアップしてみようという課題を出してみました。(2015年頃のことです。)

人によっていろいろなものを選びましたが、私が無理矢理に選んだベスト10はこれです。

ei -- nein
eu -- heute
äu -- träumen

ie -- lieben ( ei との比較で紹介しただけなので、番外)
ai -- Mainz ( ei との比較で紹介しただけなので、番外)

v -- Vater
w -- Wagen ( v との比較で紹介しただけなので、番外)

ch -- Milch / Buch
ds -- abends
tz -- jetzt

sp -- Sport
st -- stehen ( sp との比較で紹介しただけなので、番外)
dt -- Stadt ( ds と原理が似ているので、番外)

ig -  billig
ß -- Straße

別のページで、私の水泳のことを書いていますが、要するに、やる気にならなければ身につかないということです。

 

(このページは、以前書いたものを修正・加筆したものです。)

中国語では英語なら機械翻訳でかなり正確らしいです。

英語と中国語は構造が似ているのだとか。

 

その経験があるために、中国の人が日本で通信販売をするのに機械翻訳を利用しているのでしょうか。

まったく意味のわからない日本語ではないとしても、かなりおかしいものが多いです。

 

知人からきたメールなのですが、日本語を少し手直しして、bing と google で翻訳してみました。

 

 

原文:

  私は今日の競馬で負けました。3連単は67万円です。

 

bing の翻訳:

  Ich habe heute mein Pferderennen verloren. Das Triple beträgt nur 670.000 Yen.

 

googleの翻訳:

  Ich habe mit dem heutigen Pferderennen verloren. Triple Single ist 670.000 Yen.

定冠詞は何?と聞かれたとき、

英語なら、定冠詞は the といえばよいでしょうが、ドイツ語の定冠詞は何と答えましょうか?

 

der

des

dem

 

と、いろいろありますから、des でも dem でもよいような気がします。

そこで、「原形」で言ってください、ということになりませんか?

 

変化語尾のようなものを取ると、

 

 d

 

でしょうか?

でも、こんな単語はありません。

 

結局、

 男性・単数・1格形

でいう習慣なのです。

 

 

this book is ・・・の「this」に相当するのが、定冠詞類の dieser です。

英語だと、

 this

 these

という使い分けがありますが、

ドイツ語の場合はそういうことはありません。

 

これは定冠詞と違って、

 dies (-er のない形)

というのもありますが、初歩の学習では無視したほうがよいかもしれません。

 

 

定冠詞を付けるとすると

 dem

になる場面で、定冠詞類 dieser は diesem になります。

 

 der → dieser

 des → dieses

 dem → diesem

 den → diesen

 

 die → diese

 der → dieser

 den → diesen

 die → diese

 

というように似ています。

 

 

ですから、文の中の名詞はすべて

 単数1格から、複数4格まで、あわせて8とおりの変化を

 

 → 定冠詞を付けて、とか

 → 不定冠詞を付けて、とか

 → 定冠詞類の dieser を付けて、

 

というように、全部の変化をさせてみるとよくわかります。

何百個もやってみなくても、理解できるし、慣れるでしょう。

 

 

こういうことをきちんと学習するとドイツ語のマスターの日は近いのですが、実際には、このあたりで大勢が脱落していきます。

 

定冠詞が覚えられない。(覚えない?)

 ↓

不定冠詞がわからない。

 ↓

定冠詞類・不定冠詞類がわからない。

 ↓

名詞の格がわからない。(おそらく単数か複数かもわからない。)

 ↓

辞書が引けない。

 ↓

文の構造がわからない

 ↓

文の意味がわからない。

 ↓

学習をやめる。