コロナ肺炎で | 藤原の田中のブログ

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何週間か前に神奈川で、50代の男性が、朝、血中酸素濃度が85なのにそれほど自覚症状(典型的には「息苦しい」)を訴えていないために、療養中のホテルの看護師に放っておかれたために、数時間後に何の連絡もないために看護師が様子を見に行ってみたら、すでに絶命していたということがありましたね。

私は、父が肺がんで亡くなったとき、自宅療養をしていて、毎日のようにパルスオキシメーターを使って血中酸素濃度を測っていたからわかるのですけど、85といったら恐るべき低い数値ですよ。ふつうだったら、すぐに救急車ですよ。でも、コロナの特徴の1つは、肺炎が進行していても本人の自覚がないというのがあって、それで気がつかなかったのですね。本人も看護師も。もっとも、その特徴はすでに周知の事実だったから、その看護師には業務上過失の罪があるのではないかと思うのですけど。黒岩知事も謝っていましたよね。

とにかく、自宅療養とか自宅待機になったら、パルスオキシメーターは必需品ではないかと思います。もっとも、そういう風な状況になったら、病院とかが貸与してくれるみたいですけど。でも、足りなくなったときは、やっぱり、自前のものを用意しておく必要があるでしょう。

もちろん、使わないですむことを祈りますが。


ちなみに、父は、たしか亡くなる1週間前でも常に90を超えていました。もちろん、濃縮酸素を吸っている状態ですけど。亡くなる3日くらい前から90を切るようになり、苦しそうにするようになりました。人事不省におちいる日は、たしか87くらいだったと思います。そのまま昏睡状態のまま息を引き取りました。85というのがいかに低い数値かわかるでしょう。しかも、それなのにほとんどふつうに電話で受け答えしているのだから、コロナ肺炎の恐ろしさ、不気味さです。