先回に引き続き、速読の効果について
説明したいと思います。
速読効果の一つに“記憶力がよくなる”
ということが挙げられます。
いくら速く文字を読んでも、内容を把握
できていないのでは何にもなりません。
ですから、よく母親が子どもに
“ゆっくり読みなさい”と言います。
しかし、ゆっくり読んだからといって
よく記憶できて、理解できるものでも
ありません。問題は集中力です。
例えば、一週間前から読んでいる本が
あるとします。
その本に書かれていることは、はたして
覚えているでしょうか？
前の方などとっくに忘れてしまっている
と思います。
ゆっくり時間をかけて読むより、速く集中
して読んだ方が文字のイメージが頭に深く
残るのです。
授業などでも、ボーッと聞いていたのでは
右から左へ流れてしまうだけですが、興味を
持って集中的に聞いていると内容もわかるし、
いつまでも記憶に残っています。
視覚も聴覚も、脳と連動していますから、
速読しても、集中さえしていれば腦は記憶する
ものなのです。
本来、過去に見たり、聞いたりしたことは
大脳にすべて入っていて、それを引き出す
きっかけがないから「忘れてしまった」という
結果になるのです。
ですから、きっかけをどうつかむかが、
記憶再現には非常に重要な問題となります。
この記憶を引き出すきっかけは”脳への刺激“
です。
そして“脳への刺激”をとりもつのが
目なのです。
続きは次回へ
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