テクニックを超えて | ハリーの養生訓

ハリーの養生訓

僕が見つけた養生

以前このブログで紹介させていただいた、はせくらみゆきさんの「よろこび呼吸」

息を吸うときに「大好きだよ」と心で言い、吐くときに「ありがとう」と心で言うものです。

簡単すぎるために、過小評価されてしまうかもしれませんが、やはりこの呼吸法こそ、極めて簡便に、本質的な癒しをもたらすものだろうと思います。

どんなに生活習慣の改善が必要であると知識として理解していても、それを義務感から行うものであったり、自らの意思に反して強制されるものであったなら、それはまったく意味をなさないばかりか、害になると思うからです。

自分を愛おしく感じて、おのずと自分にやさしい生活習慣になること。

そのためにも、いったん立ち止まって、呼吸を感じてみることなのです。

生命の息吹、あたたかみを感じられれば、無理なく自然と、自分なりの最善の生活習慣が導き出されると思うのです。

ひとたび体調不良になると、自らの身体を対象化して、それを操作しようとしてしまいがちです。

あらゆる健康法、民間療法、ヨガ、体操なども当てはまりますが、自らの心身を理想的な型にはめ込むことで、健康なり幸福が訪れるのだと信じています。

でもそこに欠けていることは、あるがままを認めること、即ち、自分を受け入れ愛することなのです。

今ある苦しみを拒絶、抑圧、隠蔽、排除こそすれ、ただ抱きしめることができない。

根源的な癒しがあるとするならば、良いことも悪いこともひっくるめて、「大好きだよ」「ありがとう」と言えることなのだと思います。

その手始めとして、呼吸とともに。