私がこの世に生を受けた月、8月。「夏、真っ只中!」。もしくは、「夏、真っ盛り!」。一度、記してみたかった。
「夏、真っ盛り!」
例年通りの暑い夏だったのだが、私が生まれた途端に豪雨が続き冷夏となった。何かがおかしい。
案の定、幼少期に愛した本は、モーリス・センダック『かいじゅたちのいるところ』(冨山房)、水木しげる『水木しげるの妖怪事典』(東京堂出版)、『全怪獣怪人大百科』(ケイブンシャ)。ウルトラマン、仮面ライダー、ゴレンジャー、全て敵役に心酔した。何かがおかしい。
月日はたって、大人となり知ることとなったのが、「ブラック・メタル」というジャンルである。このジャンルを深く深く研究した結果、わかったこと。
私は、「何かがおかしい」ことはない。と、いうことだった。
私なんぞは、幕下の序の口・序二段・三段
「ブラック・メタル」とは、簡単にいうと、悪魔崇拝や黒魔術への傾倒を特徴とするへヴィメタルのことである。これは、私のための音楽ではないのか。私は、学校の教科書に「シンフォニック・メタル」を載せるべきであるという、いわゆるクラシカル・メタル教育推進派である。実際に、オーケストレーションや声楽を組み込んだメタルである「シンフォニック・メタル」・「オペラティック・メタル」は最終的に実践してみたい音楽№1である。故に、今までシンフォニック・ブラック・メタルと定義されているバンド「クレイドル・オブ・フィルス」や「ディム・ボガー」などは好んで聞いていた。これらの音楽こそが私の宿命的音楽、ディスティニー・ソングなのか。しかし、しかしである。ここで、ある事実が判明した。
「これらのバンドは思想を伴う『ブラック・メタルバンド』ではない」
何!?では、思想を伴う「ブラック・メタルバンド」とは何だというのだ。
そのようなバンドの代表格こそ、「メイヘム」である。
これらの写真からもわかるように、このバンドは、「人間ではない人たちがやっているバンド」である。 メイヘムは、初期ブラックメタルの中核的な存在といえる最重要バンドだ。
さらにポイントとして、メイヘムの元メンバーであるユーロニモスは「インナーサークル」という名の悪魔崇拝集団を実質主宰していたということだ。
この集団では、ある「競い合い」が行われていた。それはこれだ。
「誰が一番邪悪か」という競い合い。
いやあ、競い合うなあ。この人たちは。と、悠長なことをいっている場合ではない。なにせ、悪ではない、邪悪だ。私は、この響きに惚れた。邪悪。科学技術や様々な産業における国際競争力の重要性が叫ばれる中、競争をすることは、人類の進歩において必要不可欠なものということは誰しもが知りうる事実である。しかし、しかしである。その競争・競い合いのテーマが。
「誰が一番邪悪か」
「ごちゃごちゃ言わんと誰が一番強いか決めたらええんや」とは、元プロレスラー、元総合格闘家で、現リングスCEOの前田日明氏の名言である。
「ごちゃごちゃ言わんと誰が一番おもろいんか決めたらええんや」とは、お笑いコンビ・バッファロー吾郎の木村明浩氏が主催するお笑いイベント「ダイナマイト関西」のコンセプトである。
そして、インナーサークルの場合は。
「ごちゃごちゃ言わんと誰が一番邪悪か決めたらええんや」となる。
ただし、インナーサークルの場合は、その競い合いの中、何を起こしたのかというと。「教会の放火など様々な事件を起こしてヨーロッパ中を震撼させた」ということだ。
メイヘムの音楽自体は、特に1994年発売のアルバム『De Mysteriis Dom Sathanas』がおすすめだ。民族・宗教的な雰囲気を醸しだすドラム。腸を抉るようなベース。「ブリザードの音」として効果音・音素材CDに入れるべき音色をぶちまけるギター音。そして、ボーカルの声は岩崎宏美の「
数々の逸話・伝説をもつ恐怖のバンド「メイヘム」であるが、何とグッズもあるのだ。最後に、そのなかでも取っておきのメイヘム・グッズを紹介しよう。次の写真を見てほしい。
これは、メイヘムのバンド・グッズの一つ、「メイヘム腕時計」である。
いつ装着すればいいのか。
それは、もちろん。
冠婚葬祭。



