3月6日(土)
★ハードディスククラッシュから立ち直ったわけではありませんが…いまだにテレビなし生活です…、掲載寸前で書き止っていた記事が、ブログ屋さんの下書き庫に眠っておりまして、そのまま放置しておくのもなんだかなぁ(by阿藤快)ということで、掘り起こし掲載です。記載内容は記事作成当時のことですので、ちょっと前のことになりますがご容赦を。
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花雨と言いますか、だんだんと春が近づくにつれ、冬の乾燥気候からお湿りが多くなってまいります。週末に雨だと、お出かけできなくて悲しいのですけれど。さてさてそんな雨模様の土曜日、本日は浜田さん 監修の新著もつマニアの出版を御祝いして、取材同行やお店選定で関係した皆さんに声をかけての出版記念の酒席でございます。

惜しむらくは、注文の単位が各店とも記載してあると、なお良かったかもしれません。あたしのようにぶらり酒をする場合、二本縛りはまだしも五本単位とかになりますと、結構おなかに来ますからね(^^;。東京・神奈川・埼玉・千葉のセブンイレブンにも、四月の頭まで配本していますので〔時点修正:現在はコンビにでは配本終了〕、どうぞ、皆さんももつトリップしてみてください。
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出版記念をやるならやはり掲載店をと思うのは、人の道。とはいえ、もつ焼き屋さんの常であまり大きな箱がないのですね。そんな中、ダメもとで常連かぶきさんに当たってもらったのが西大島のこん平さん。混雑する土曜ですが、運よく二階座敷をキープできました。飲む気に逸る飲み介の集まり、スタートは開店の五時からといたしましょう。
誰より逸っているのがこのあたし。昼酒も断ち、万全の態勢で夕刻を待つも間が持たず。m蔵さんと早めに立石駅周りをうろついていると、向こうから見覚えのある三人組が…Yさんの先導のもと、宇ち中
さんとF本さんがくんずほぐれつ歩いてきますよ、ありゃ相当やってるね(笑)。聞けば、(当然某氏は宇ち多から)ゑびすや食堂でひっかけておいでとのこと、このまま丸好に流れるけどというお話を涙を飲んで見送り、また近々やりたいですねとお見送りします。
ヨーカドーの福引で間を持たせようにも、ワンチャンスは残念賞のおかしだけでは時間がつぶれません。早々に電車に飛び乗って、西大島界隈に到着すると、逸るのはあたしだけではないですね、コンビニから出ていらしたにっきーさんとバッタリ。若干早めですが、お店前でシャッターしましょう。大島銀座通りを吹き抜ける風を避けつつ話していると、向こうからやってきた、宇ち中さん。またお会いしましたね~。さすがに丸好の誘惑は振り切ってお祝に駆けつけてくれました。今日の宇ち入りの様子なども聞いていると、主賓の浜田さんも御到着。ここでのれんが出まして、では先に入っていましょう。浜田さんからご店主に出版の御礼の挨拶をされるのを待って、2階のお座敷へ。2階に下駄箱がありますから、靴のまま上がってくださいね。
2階には既に12人分の席がセッティング済み。こうして見ると12人でも結構な人数になるんですなぁ。一人一杯限定の250円おつかれ生で、乾杯の練習をしていましょう。くびれタンブラに綺麗な琥珀色、ぐびぐびっと煽れば…プハァ、生き返る~。
練習が終わった頃においでになったのは大阪の雄、ひょっとこさん。折良く昨日から東京出張で、お祝に駆けつけてくれました。あたくしは前日も人形町でお付き合いいただいておりまして、ああ、あの立ち飲み屋の写真帰ってこないかなぁ…(T-T)、バックアップはしっかりとね。
で、乾杯2回目~が終わったところで、主賓のもう一人、Sさんがご到着。朝会社に行ったら月曜入稿の原稿があったとのことで、泣く泣く1日お仕事された後でのお越しです、それは都合3回目の乾杯ビールも美味しいでしょう。さらには歩く酒場データベースK夫妻、丸千葉から自転車でお越しのjirocho親分 、熊ちゃんと続々と揃ったところで、4回目の乾杯をしながら、あとはやはりお仕事のかぶきさんが来れば全員と話していると…ちょうどいらっしゃいましたね、なんともいいタイミング。いよいよの本乾杯をして、さあ祝宴のスタートですよ。
もつ刺身にぬか漬けを酒の肴に、もつマニアを話の肴に、二つの肴で宴は盛り上がります。
前日は三省堂でのデモ販売、ラングドンシリーズを抑え、ワンピース最新刊に次ぐ一日の売上を記録したとのことで、売れ行きは好調のようです。あたしらのような趣味人は喜びますが、一般の方にも手に取っていただけるのは出版コンセプトから言っても嬉しい限り。次の販促イベントはもつの聖地立石で、宇ち多の行列待ちの方に売り歩いては…なんていう本当にやっちゃいそうなアイデアも出たりして(^^;
ちなみに一斉配本の結果、在庫がほとんどなく、ネット書店では入荷待ち状態、取材店への配本もセブンからの返本待ちの状態だそうですので、セブンイレブンで見かけたら買いですね、ニヤリ。〔これまた時点修正、現在はアマゾン等でも手に入るそうですよ〕
刺し盛りの美麗なること、一幅の絵の如し。ホーデンのとろっとした食感、コブクロのコリコリ感、タン刺しのしっとりとした旨味、さらにはハツにガツ、レバと6種のもつ、それぞれの味わいが楽しめる一盛り。まさにもつ刺しのバナナボートや~…と一人で来たらこの一盛りで、あてとしては十二分以上、おなか一杯でしょうねぇ。
これだけの人数が集まっていると、いろいろな話題が出てきます。それが転々とつながっていくのが、なんとも面白い。
ホッピーミーナ嬢が社長に就任したという話から、吉田類さんのファッションに話が飛び、ほりいのもつ焼きは素晴らしいという話から、「歩行者の寝込みに注意」…いや歩行者は寝ないからねという泪橋の謎の看板の話まで…よくまぁ、これだけ豊かな話題が出てくるものだと、口下手な部類の僕は関心しながら相鎚を打つばかり。でも、楽しいんだなぁ。
刺しをいただいたら、次はこちらのもうひとつの名物を行かねばでございます。スタミナ焼きを人数分お願いしましょう。スタミナはカシラの味噌漬け焼きですが、ニンニク風味のきいた甘じょっぱい独特の味噌ダレの旨さに、肉自体の味わいが負けていないところがすばらしい。タレと肉のダブル主演が、口の中を舞台に大活劇を繰り広げます。一人一皿サービスのキャベツの千切り(お代わりは100円)と一緒にいただくと、口の中がさっぱりして何ともいい箸休め。
途中、大阪行きの新幹線の時間で帰られたひょっとこさんの再登場という、嬉しいハプニングに大盛り上がりもしながら、宴は終盤戦に突入です。
おまかせで焼いていただいた他のモツ類の焼き手も流石、丁寧な焼き方には好感が持てます。中でも、テッポウのクニュッとした食感とタレの相乗効果は抜群。かみしめるだにテッポウの旨味とタレの甘味が口の中で渾然一体となって、食欲を刺激して故タマランチ元会長~(COPYLIGHT Gaily Amaha)。でもって、つくねがまた美味―い、カリッと焼き上げられた表面の香ばしさと、肉の味わいの両面が楽しめるこれも逸品。写真はロストしておりますので、食べに行かれて確かめてみてください。
掲載通り、刺しだけじゃないことがよく分かります。特にテッポウとつくねには惚れてまうがな~。
炭酸にホッピーを注ぎあい、たっぷり飲むも飲んだり、ボトル三本空けて、さらにもつを十二分に堪能してお会計は一人三千円に行かないってんだから、コストパフォーマンスの素晴らしいこと。
ごちそうさまでした。さて、門限まであと一時間半ありますから、次のお店にいきましょっか♪(中篇へつづく)
こん平 17:00~23:00 日曜定休(祝日営業)