行列、佐倉に来たる  -松信(佐倉市表町) | 丁稚烏龍帳

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today,detch stood live on the earth,too…

 佐倉です。駅前ロータリー直近にシャッターショップが二店増えたり、特撮のリーダーの住まいに伊吹吾朗が暮らしていたりする町ですが(撮影上の話ね)、こんな町にも行列するところがあるとです。それがJR佐倉駅から徒歩10分ほどの、ラーメン松信。
丁稚飲酒帳-営業時間  開店は半年ほど前でしたでしょうか、たまたま休日出勤で目の前を通ったら20人近くが行列をなしていて、なんじゃ?と思ったものです。そして先日のアド街っく天国でも紹介されたりして、今も行列の続く人気店なのでした。聞くところでは、以前は行徳で営業されていた店主の出すラーメンは、太麺、濃厚、ニンニク入れますか?…そう、二郎系とのことなのですが、たまに佐倉でランチをするとなれば、覗いてみるのも一興でしょう。

 1145分にお店の前に立つと、既に八人ほどの行列。行列を予想してちょっと早目に出たのですが、開店15分前からこれだけ並ぶんですねぇ。本を読みながら定刻を待ちますてぇと、列が進みました、六人…え?入口扉には「狭いので店内での待ちは四人以内でお願いします」のお言葉。いくらなんでもと思ったら、券売機でチケットを買う方を急かせないためにちょっと待ちが入ったのですね。券売機前がはけたところで、入店できました。
 しかし丁稚飲酒帳-松信看板 しかし、中に入ってまたびっくり。小さな店舗なのですが、店内はやけにガラーンと。なんとお席はカウンター前の六席しかありません。そして、だだ広いスペースに券売機がポツン、ウェイティングの椅子が二つなので、九番目のあたくしは必然的に立ち待ちになりまして。店主の動きが見えて、いい待ちあいになりましたけどね。

 店内待ちあいしておりますれば、最初のロットが出てからしばらくして食券の確認に来てくれます。先客さんの食べ具合とゆで時間を計算して切り盛りしてくれるからか、回転はいいですよ。六席カウンターのみは、このオペレーションのためですね。一つのロットで四杯ずつの麺茹で、スープの調合、湯切りから野菜の盛りつけと流れるような店主の動きは、舞踊を見るような感があります。そして、「ニンニク入れますか?」コール。ニンニク、アブラの呪文を唱えます。ちなみにこちらのお店、ヤサイ増しは100円の食券が必要ですので、お気をつけくださいね。


丁稚飲酒帳-ニンニク乗りました  カウンタ上に出される丼を受け取ると、野菜の盛りも少なくまた麺も盛られていないということで、見た目は大人しめ。

 まずは一箸、麺からいただいてみますと、これはまさに二郎系の太麺。箸で持つと手が震えるほどの重量感。この麺に佐倉で会えるとは。いただきますとばかりに、ゴワゴワした食感の麺をわしわし噛み締めると、口の中に小麦の旨味が広がります。なにが好きでラーメン屋に行くかというと、この麺を味わいに行くわけですよ。と一口食べたところで天地返し…の必要もないかな、この野菜の量では。事実、返したら野菜がみつからなかったのは、先日の霞川公園あやと逆のパターンですな。

 


丁稚飲酒帳-見よ、この太麺  乳化したスープをすすってみれば、塩分濃くなく、かつ旨味を感じるあたしの好きなタイプ。一之江二郎に近いかな。スープだけすいすい啜れます。これは完飲の危険信号ですよ~。下調べしてたところ「薄めの二郎」という言葉がネットにあったのですが、あたしにはこの濃度で十分でございます。

 失われた野菜の捜索はあきらめて、ブタをいただいてみると、確かにこれは薄めだけど、ホロリというほぐれ方、しっとりした味わいといいこれもまた美味しいです。具材で特筆すべきは追加したアブラ。鍋から網で掬った大ぶりの脂をお玉で少しつぶして丼に投入されますが、これがプリプリのアマアマ。ブタのボリュームの少なさを補って余りありますねぇ。ここはアブラコール必須でしょう。


丁稚飲酒帳-おとなしめの天地返し  いやあ、あっという間の10分間でした。スープは完飲一歩手前まで行きましたが、この後の渇水が怖くて一口残し。結果的にはその心配もなく、夜までノンウォーターで平気でした。これもありがたいところですね。

 ん~、盛りが少し大人しめという弱点はあるけど、これだけのものが600円で味わえるなら合格でしょう。二郎に餓えた佐倉人達が行列するのも納得です。また飢餓状態になったら覗いてみようっと…惜しむらくはもう少し京成線に近いといいのだけど。

 ちなみにこの日の特別例かわかりませんが、夜に通ったら店内の待ちはありましたが行列はありませんでしたよ。夜が狙い目かしら?

 ラーメン松信 12:00 18:00~(昼夜とも麺・具切れ仕舞い) 火・水休