猥雑な佇まいの中で -わか(新小岩) | 丁稚烏龍帳

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today,detch stood live on the earth,too…

                           1月5日(土)
わか外観  酒友の集う今日は、酒日記新年会。
 第一回オフ会と同じくスタートは、新小岩の立飲み「わか」から。

 新小岩駅南口のアーケードの中ほど、サウナレインボーの路地の奥にひっそりとたたずむこのお店、巡礼店の一つでございます。
 鮮やかな緑の暖簾は昨年秋に新たになったものの、コの字カウンターのみの薄暗い店内にすし詰めのお客さんの風情は変わらず。二時半の約束に少し遅れてたどりつくと、お店の中では、既に熊さんとふるさんがお二人で飲み始めています。
 おめでとうございますの挨拶を交わして、お願いするのはレモンハイ。
 

レモンハイ
 生レモン半分にしぼり器が添えられて、やってまいりました濃い目のボール。これで250円ですからね、懐にやさしいお店です。改めまして、新年明けましての乾杯を一つ。といっても、熊さんとはこれで新年三回目の乾杯ですが(苦笑)。
 遠く北海道の現場から上京されたふるさんに、近況をお聞きしながら、こちらも最近の飲みっぷりなどを話題に、肴はまずはお刺身からですね。こちらではなんと言っても、250円のマグロのクオリティが素晴らしいのですが、今日はふるさんの頼まれたあじの刺身か素敵に美味い!まあ、画はないんですけど(苦笑)。青魚の美味しさだけが純粋に楽しめる、そんなお味でした。



猥雑な佇まいの中で
 ボールや刺身に限らず、なんでもお安いこのお店。しかも安いばかりでなく、美味しい。店内は洒落た空間とは言い難い、歴史とこぼれた焼酎をたらふく吸い込んだカウンターに、一杯に並んだ焼酎ボトルの数々。この猥雑な雰囲気がいいんだなぁ。
 と一点だけ変わった点がありました。以前は、僕らの入ったトイレ前の角の直上に据え付けられていたテレビ。これが入り口左手の壁に、なんと薄型になって鎮座ましましているじゃございませんか。日曜日のこのお店で流れるは、当然競馬中継。この日は新年早々の金杯、メインレースに向けてお客さんのテレビを見る目も自然に鋭くなっていきます。前来たときは、こっちがにらまれてるんじゃないかと、ドギマギしたもんね(苦笑)。
 

カキフライ  さてとお隣さんが頼んでいた、カキフライうまそうだなぁ。見ると残りはあとわずか、「すいませんカキフライ、まだできますか?」。「あいよ、かきフライいっちょね~」と料理担当の山寺宏一似のお兄さんが声高く答えてくれます。この声がまたよく通って、耳に心地いいんだよね。
 待つことしばし、あらわれたのはゴロゴロと5つも乗ったカキフライ。これで300円ですぜ、お客さん。しかも、外はかりっと中身はトロッと、ボールが進むこと請け合い。

 この日は金杯の混み様に仕込みの具合もあったのでしょう、いつも調理台向こうの壁一面に貼り出されている短冊も半分くらい。しかも殺人的な忙しさに、炒め物が食べられなかったのは残念でしたが、また来ればいいやね(苦笑)。

きくらげ玉子  ちなみに、以前にいただいたきくらげ玉子炒めの画像でございます。お皿一杯できくらげも豚肉も盛りだくさんで、これも確か300円よ~。なんといったって、400円越えるあてが滅多にないんだから。いやぁ、本当にごちそう様でした。


 そして、新年会は立石に移るのでした。飛行機で飛んできたとかげさんを交えて、秀にて生ホッピー三昧。
 何杯飲んだかおぼえてないや(苦笑)…気の合う仲間とうまい酒、なんとも幸せな新年のスタートです。


わか 平日・土曜 15:00~21:00 日曜 14:30~21:00 火曜定休(祝日営業)