夏の旅で、ちょいと西に行ってまいったのでございます。
使うはもちろん青春18切符、定番ムーンライトに乗り込んで、たどり着いたは姫路の町。
御存知、暴れん坊将軍等でおなじみ白鷺城の名も高き、三大国宝城郭の一つ、姫路城を要する町でございます。
駅前ロータリーから遥か遠くを見晴るかすと、真っ白な城壁が遠くに見えてきます。
この調子で、姫路の街中のそちこちから城が見えるんでしょうね。歩いていて城の見えるまちってのも風情があっていいものです。
で、ただ城を見に来たわけじゃないのですよ。
もう一つの旅の目的は、最近注目の集まっている姫路おでんとは、いかがなものかというのを確かめる旅でもあったのです。
うかがったのは、姫路駅南口、駅構内商店街の親龍蔵。聞けば姫路の酒蔵直営店で、夜は居酒屋、昼は定食を提供しているとのことです。
ではさっそく、蔵元のお酒を一献…いえいえ、昼はあくまでお酒抜きですから~。
ということで、いくつかあるメニューの中からおでん定食をセレクト。カウンターの向こうで、grayのTERU似のお兄さんが四角いおでん鍋から慎重にタネを取り上げてくれます。
そして出てきたこちら、五点盛りのおでんを中心に、ささみフライ、香の物、赤出汁の味噌汁にごはんが付いて、お値段なんと500円。
いえ、値段が勝負ではないのです、肝心なのは味よ、味。
ということで、まずは竹輪をそのままガブリ。うん、上品なおでん出汁って感じですね。これだけだとやっぱり少し弱いのかな。姫路おでんの特徴は、御存知の向きも多いでしょうが、生姜醤油をかけていただくというものです。
青森おでんも同じ系列のようですが、カウンターの上の醤油注ぎの中には擦り生姜がたっぷり、これをごぼう巻きに振って食べてみると、なるほど生姜の辛味が味わいを深めますね。でも、個人的には醤油が少し勝ちすぎて、せっかく上品にまとまった出汁の風味が消えてしまうような気もするんだよなぁ。
ということで、このお店のもう一つの流儀、おでんは生姜醤油か(画像右奥の)肉味噌をつけておめしあがりくださいとの御案内に従って、お味噌をちょんちょん…そして、パクリとやれば、これが出色。
甘味深くこくのある肉味噌が、おでんにベストマッチ。さらには単にこれをごはんに乗せて食べても、バクバク行ける(笑)。地元姫路の人からすれば、異色なのかもしれませんが、このお店の営業努力の成果でしょうね。
これは行けますよ。思わずm蔵さんのご飯を半分申し受けちゃったりなんかして(^-^)。
更には赤出汁がまた美味い。
いやー、これだけ完成度の高い定食が500円で味わえるとは、旅の導きに感謝です。
城のふもとまで参内し、500円定食で腹を満たして、姫路の町を後にしました。
次はもう少しゆっくり時間をかけて回りたいものです、明石の魚の棚も覗いてみたいしね。