余はいかにして、西にたどりつけなかったのか? -大阪前夜横浜帰還記その1大衆酒蔵諸星(新子安) | 丁稚烏龍帳

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today,detch stood live on the earth,too…

発起は年末の大忘年会。の前日だったかな?
18切符友でもあります親分とは以前から年明け大阪に行こうという話をしていまして、
それにシェフが来るということが判明し、かつ大忘年会で現地案内人としてゴン太さん
までお越しになるっちゅうことで、行かずばいかんでしょうという決意を固めます。
決行は1月16日(月)。


残る切符は3枚、ならば土曜(東京→大阪)、日曜は府内移動のみで現金、月曜(終了
後大阪→名古屋)、火曜(名古屋→東京)ということで、本来は金曜の晩から行くのが
あたし流ですが、あいにくこの日は会社の昔仲間飲みがございました。
うちの市内でも、そこそこいいお店として使っている「酔」というお店で一杯。
昔の仲間と片寄せあうと時間も忘れて…、昔からなんですが一次会が長いのよ、この
課は。ということで気づけば十時半まで飲んだところで解散となりました。
既に会社をやめられた方、現場に出られた方、課が移った方など、久々の仲間との飲
み会、いいものですね。


ということで、土曜の晩から関西旅行だよ~!
旅立つ列車は午後11:43東京発、さてそれまでどこで飲みましょう。
三日ほど前に横浜の知恵袋iiさんに連絡をしたところ、横浜方面案内を快諾していただ
き、黒の叔父貴と待ち合わせます。また、前日に濱のもつ界の重鎮、持田大先輩から
もご参加のよしを承り、京急新子安駅に午後五時の待ち合わせです。
この日は生憎の大雨、寒風と相まって長い距離は歩けない…ということでiiさんのご配
慮により、駅近くのお店を中心に攻めることとなりました。


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moro


まず一軒目は大衆酒蔵諸星。
大看板、大ぶりの白い暖簾、すすけた柱に高い天井、ずらり日本酒と梅酒の瓶が並ぶ
棚の黒光りが、この店が積み重ねてきた時代の重さを感じさせます。
左手の一本カウンターに四人がけが四つという店内構成。当然カウンターに腰掛けるで
しょう。このカウンターが適度の幅で、対面で話し込むにもいい具合です。
さて、注文はまずはホッピーを行くでしょう。出てきて仰天、大ジョッキですか。しかも、
焼酎の量たるはジョッキの六割を超えています。ホッピーの半量を注ぎ込んで一杯分、
これはうまそうだぁということで、年明けの再会に乾杯。「今年もよろしくお願いします」。hop


あてはiiさんのチョイスで、ポテトサラダ、しめさば、ハムかつに持田さんが一言「レバ
かつを行くでしょう~♪」。いやはや、どの品もみなうまい。しめ鯖も色味から酢がきつ
いかなと思いきや、さっぱりと美味しく食べさせます。なかでも特筆は揚げ物のレベル。
先にいただいたレバかつのふっくらしたこと、甘辛のソースとの相性も絶妙。そして、
ハムかつ、一同「ハムかつはこのくらいの厚さがないといかんでしょう~」という具合の
ほどよい厚さに口の中に広がる油と肉の旨味。これはホッピーがん飲みです。
皆、中一のお代わりをして、続いて玉子焼きをお願いします。katu

実はこのお店、あたくし二回目でございまして、以前、酒飲微醺 のブログマスター、
炭酸さんに連れてきていただいたことがありました。その時の忘れられない味が、この
玉子焼きだったのです。決して厚手ではないのですが、ふっくらとあくまでも柔らかく、
仕上げられた玉子焼きの美味。いいですね~。

tamago


さらには持田先輩がおからを見つけて、一同おから談義の華が咲きます。おからには
蛸が必須でしょう。え、蛸…?不勉強なあたしは意外だったのですが、かなりいけるよう
ですよ。ちなみにあたしの最近のスタンダードは丸好のごぼうの効いたおからです。
これまたアツアツが供されまして、叔父貴とiiさんの熱燗にも先輩のトマトハイ、あたし
のチューハイにも、またよく合います。okara

と、皆ほどよく三杯を飲み干したところで、では次に参りましょう。ごちそうさま~。