でた単アプリの使い方の例、その1
アプリ開発スタート時点で作りたかった基本の流れは
① 単語テストをする
② 単語テストの結果を復習する
③ 苦手な単語をまとめる
④ 苦手な単語をテストする
⑤ ①へ戻る
です。これは大学受験時に池谷裕二さん(wiki)の書籍を参考に考えたものです。
でた単アプリでは次のように対応しています。
① 単語テストをする→テスト15、練習テスト、復習リストのテストなど
② 単語テストの結果を復習する→結果画面(間違えた単語を上にまとめる)
③ 苦手な単語をまとめる→単語帳や復習リストへ登録
④ 苦手な単語をテストする→単語帳や復習リストにもテスト機能をつける
⑤ ①へ戻る
単語暗記といえば「池谷裕二さんのスワヒリ語を暗記する実験」(URL)がいろんな雑誌や書籍、ネット記事に書かれています。その実験は英単語ではなくスワヒリ語の単語なのですが、記憶の定着のしくみは同じだと思います。
テスト(アウトプット)を繰り返しながら、
間違えた単語のみを復習して、
今日の分と決めた範囲を全問正解するまでテストを続ける。
(個人的な解釈です)
というのが推奨される手順の1つと解釈しています。
①〜⑤の手順がそのつもりです。
この手順を繰り返しながら、
最初は、選択肢をヒントに正解できることを目標にする。
次は、選択肢を見ずとも日本語が浮かぶことを目標する。
他にも、音声だけで日本語が浮かぶことを目標にする。
日本語から英語が答えられることを目標にする、など、
学習者が少しずつ意識の負荷を高めていくと記憶の定着も長いものになると考えています。
日本語訳のみではなく単語のイメージや用法が浮かぶととても良いと思うので、アプリでそれを実現できる日がくるのならしてみたいです。
また、今日の分と決めた範囲が多すぎるとやる気を失います。
「仕事が進まなくなるのは全て倦怠感のせいである」(バーナード・ショー / George Bernard Shaw )
覚えるべき単語を増やしてしまうと片付けられません。
積んでしまうと読めません...
アプリ改善のリストが増えると進みません...などです(反省)
ですので、今日の新規分は10個〜30個と少なめにするのがオススメです。
広い範囲を浅くなんども繰り返し目にすることで多くの単語を覚える方法もあります。いろんな書籍で推奨されています。これを1ヶ月くらい続けてみるとわかるのですが「見たことはあるけど意味は言えない単語」が多くなるだけだったりします。実は、新たに記憶する数を多くすると、まだ覚えていない単語同士が干渉を起こして記憶が定着しにくいことがわかっています。脳の仕組みは、記憶するものを少なくすることで干渉を起こさず、定着までがはやくなるのです。脳内の科学反応ですので1回目は特に適切に行われなければなりません。
1回目は質が違い、記憶を登録する作業です。
2回目以降は、記憶を呼び出しやすくする作業です。
最初に通ることを決めた道を何度も通ることで徐々に獣道のように通りやすくする作業です。広く浅くなんども繰り返していいものは、最低1回は覚えたものなのです。
ですので
・新規単語は少なめに絞ってその日はしっかり覚える
・大量に回す単語は前日までに記憶したことのあるものにする
の合わせ技でやると高い効率になります。
でた単アプリには単語帳7つと復習リスト1つ(自動登録)を準備しています。
「新規分を正解できるようになったら単語帳の登録をさらに増やしていく」
「定着していないと感じたら減らしてみる」など、うまくお使い頂けると嬉しいです。
単語帳の登録数の上限
・単語帳の登録数はレビューを付けていただくと(本当はそうではないのですが)、上限が100単語プラスされます。
(お手数ですが100単語プラスされるまで続けてみてください)、
・また、正解数が5000増えるにつれて10単語ずつ増えていきます。
単語帳の上限は最大300まで増えていき、iCloud同期をしていれば上限は共通します。
単語帳の登録数は当初、「内課金制の120円で200単語増える」などを考えていたのですが、内課金システムの実装が面倒なのでいつになるかわからないから売り切りにしよう?という話になってしまい、妥協案でアプリ使い込み制にしました。でた単を使い込んでくださいお願いします。
(上限300は増やすことを検討しています。2500正解につき10単語など。)
読み返してみると、ごちゃごちゃになってアプリの使い方が伝わらない気がしてきました。文章が下手でごめんなさい。
次回、「テスト15問と診断テストの仕組み」