鏡面加工と言えばピカールで金属面をゴシゴシやったり、機械を使ったり、やり方は色々ある。
私は最近、プライベートで鏡面をよくやるので、今回は鏡面の話。
~必要なもの~
・青棒
・耐水ペーパー(#240,#320,#400,#2000)←追加で#180,#800,#1000,#1500があるとなお良い。
・液体コンパウンド(ピカールやホワイトダイヤモンド,仕上げ用なので極細で)
・ディスクグラインダー(サンダーだね)
・中目、細目の歯(切断ではなく磨くやつ)
・BSデライトディスク(#400程度)
・BSフェルトディスクS(バフ用)
・ダブルアクション&シングルアクション(無くても可、あると平面の処理は最強。)
・インパクト及びリューターとコットン棒(無くても可 しかし、狭い場所では大活躍)
仕上げ用にガラスコーティング剤があると長持ちします。
手順として、まずはペーパーで表面をならす。
細かい傷は仕上げにかなり影響されるので、最初の段階で極力磨き傷を消すこと。
塗装面だったり、表面が梨地処理されている場合は、180番か240番からの耐水ペーパーで塗装を剥いでから研磨するか、最初からディスクグラインダーを使い、塗装面や梨地面を中目や細目の歯を使い、表面がただの金属面になるまで落としていく。
そして#240から#320~#2000と番数を上げて磨く。
なおペーパーでの磨きは必ず水研ぎでやること。
最初にディスクグラインダーで表面を出した場合、磨き傷や、ムラができやすいので240番の耐水ペーパーでひたすら傷を研磨しよう。
#240なら#240での限界まで、#320なら#320の限界まで綺麗に・・・を2000番まで繰り返し、表面の磨き傷がほぼ無くなれば下地はバッチリ。
また、#180や240番のペーパーなら深い傷でもあっさり消えてくれるし、狭い場所で取れなかった塗装も簡単に剥がせる。
深い傷を#400で延々と磨くよりも、#240等の荒いので仕上げたほうが早い。
バフ掛けしてから気が付いた傷や塗装の残りも、後からまたペーパーで水研ぎし、番数を上げ、再びバフ掛けすれば元通り。
水研ぎする理由は当然、目詰まりによるペーパー自体の磨耗や傷防止のためにペーパーは水をたっぷり付けて水研ぎする。
画像は最初段階の水研ぎ。
2000番でならした状態。
240番で傷を消し、表面を平らにしたら次は320番→400番→2000番→バフがけ→ピカールや研磨材でバフによるムラ消し。
で、完成。
これはテストなので下地はある程度妥協してます(笑)
ちなみに、最初のスイングアームはこうなった。
下地さえしっかりすれば本当の鏡になる。
ちなみに上車種はTT250R。
続いて小物。
GSX-R1000のステップのヒールガードの鏡面。
もはやメッキだ。
このGSX-R1000は左側のエンジンカバーに深い転倒キズがあり、塗装面が荒れていたた。
そこを修正してみた結果がこれ。
ちなみにバフ掛けは鉄よりはアルミのほうが柔らかいので、簡単に素早く、きれいに仕上がる。
さすがに普段適当な私だが、他人のバイクに妥協はしない!笑
また、最近はタイヤ交換やホイール交換(チェーン調整)、パッド交換,面取り,OH,ブレーキのエア抜きもプライベートでやっている。
また、故障診断や修理、電気系トラブルもやる。
手組みでのタイヤ交換やチェンジャーやバランサー、故障診断や修理の話は長くなるのでまた後日。
以上
明日はアルミフレームの鏡面について書きます。
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