合コン前準備
その合コンの話を提案してくれたのは、裕香の友達の真由子だった。
逢ったことはなかったが、裕香から話は聞いていた。
裕香が気を利かせて、前もって真由子を紹介してくれると言って、
川崎のパステルで逢うことになった。
「はじめまして」
長い綺麗な髪が印象的な女らしいタイプ。
初めから好印象だった。
紹介していなかったが、裕香は高校時代からの友人で、私の大親友だ。
美容院で「女王」というあだ名がついてしまうような、ゴージャスキャラ。
でもそれが全然嫌味じゃなくて、寧ろそのキャラで男性のハートを射止めているような感じ。
私とは間逆のタイプ。
真由子ちゃんとは、真由子ちゃんと裕香の関係、裕香と私の関係、それから真由子ちゃんの彼氏の話とか、
お互いの紹介をしあった。
真由子ちゃんとのトークも盛り上がってきて、
いよいよ本題に合コン作戦トーク開始。
真由子ちゃんに因れば、男性陣に裕香と私の情報は前もって伝えてあって、
相手側も誰とメインに話をするかを決めているらしい。
言い遅れたが真由子ちゃんと、真由子ちゃんの彼氏が今回の幹事。
女性側と男性側の架け橋になってくれている。
私のメインに話す相手は、硬派なタイプで多分気が合うのではないか、
と真由子ちゃんは言っていた。
裕香の相手は、取り合えずかっこいいらしい。
・・・これってかなり楽しみじゃない?
やっぱり勝負服で行かなきゃ!
髪巻いていかなきゃ!
裕香も私も心を躍らせていた。
「いい出会いがあるといいねッ」
そう言って、パステルを後にした。