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Pianist and midnight

真夜中のピアニストは眠ることを知らずとても敏感なその耳でそっと音色を聴くのです


あんなにあったたかったココアが
冷めちゃって。

おかしいな。
君が来るからって 気合を入れて注いだはずなのに。

おかしいなぁ。
君が来るまで飲まないって決めたから
喉がカラカラなんだ。


いつまで経っても来なかった君に
留守番を一言入れて置きました。

『楽しかったですか?』
喉がカラカラで、聴き取れないかな。


君が
「お辞儀をするより首を傾げる挨拶の方が可愛い」
そう言ってくれたから ずっと頑張ったけど
全然治らないや。 おかしいなぁ。

鏡の前でどんなに練習しても
本番になると意識できなくて。

ごめん、多分私は君に
むいてないや。
一冊の本の中を
理想探してふらふらり。

今度はこっち、今度はあっち?
戻ったり、進んだり、とばしたり。

そんな世界を彷徨っていたら
げんじつなんてどうでもよくなってきたんだ。

本があれば生きていけるさ。