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Pianist and midnight

真夜中のピアニストは眠ることを知らずとても敏感なその耳でそっと音色を聴くのです


誰かが
(誰かが)
私に
(私に)
足を踏み外せと
(怪我をしてしまえと)
囁く様に
(耳元で)



誰かが
私に
不幸を受けろと
囁くヨウニ。

でも誰も
私のことなんか見てないよねぇ



君の3問は
私の10問で

君の3人は
私の1人で

君の100%は
私の500%で

君との差は
計れそうで 図れそうで。

真正面に居るのに
なんだか 遠くのどこかに居る

気がして



私が
「屋上に上りたい」
といったら君は私の手を引いて連れて行ってくれた。

フェンスを越えて 改装したスケートリンクを見下げながら
一歩前に踏み込もうとしたとき 君は

「今日、明日を生きたかった人にどう謝る?」

明日も今日もないさ
私は謝り続けなければならない。色々な人に。

ありがとう
そして
ごめんなさい。