僕はただ、僕のままでいたかった。
僕は誰かを愛したかった。
でも、愛の意味を知らなくて。
結局誰も愛せなかった。
僕は誰かを幸せにしたかった。
でも、幸せの意味を知らなくて。
誰も幸せに出来なかった。
やっと解ったんだ。
僕はただ、僕のままで赦される場所が欲しくて。
ずっと。ずっと探してたんだ。
(花束は可燃ゴミ。言の葉は不燃ゴミ。)
(僕の身体、心、魂の分別先は何処だろう。)
僕が愛される世界は、此処ではない何処かで
誰かに愛される僕は、僕じゃない僕で
僕を愛する世界は、此処ではない何処かで
誰かを愛する僕は、僕じゃない僕で
何時か何処かの、御伽話。
さよなら、僕が愛した世界。
さよなら、僕を愛さなかった世界。