☆ファーブルの昆虫記、7巻上・下を読んだ。
ファーブル先生は、アリの帰巣について調べた。アリは、遠くまでエサを探しにでかけるが、ちゃんと巣に戻ってくるのはなぜか? アリが通った道すじに、石を置いてみたり、道すじに交差する小さな溝を掘って、水を流して帰路を妨げてみたり。アリはとまどい苦労しながらも巣に向かって帰っていった。なぜなんだろう?ファーブル先生も頭を抱えた。
先生は、人間の嗅覚により、アリの匂いに対する嗅覚もないと判断したが、現代では、虫が微細な匂いも検知することが分かっている。アリは体からフェロモンを含む細い糸状のものを地表に残しながら移動する。その糸の匂いを手掛かりに巣に戻ることができるとのこと。
また、”オオクジャクヤママユ”という蛾の場合であるが、この蛾は小学校の頃よく見かけた”シンジュサン”に似ていて、ひと回り大きい。ある日、この蛾のメスを部屋の中のテーブルの上におき、半径25cm程の半球型の金網をかぶせておいた。3日目の夜のこと、次から次へとオスの蛾があつまり、ファーブル家族はナフキンをたたみ食事を中断して捕まえはじめ、60数頭にもなった。(家族全員、生活がかかっている虫の研究材料については、食事以上に大事だ思ったのでしょう)
ここでファーブル先生は、なぜオスがメスのもとに集まって来るのか、いつもの実証実験せずにはおられない、本の虫ならぬ”虫の虫”になった。最初は、ナフタリンを沢山まいて、オスの嗅覚を混乱させようとしたり、次にブリキの缶の中にメスを入れてパテで密封し匂いをしゃ断した。結果、一匹のオスも近寄らなかった。さらに、半球型のガラス容器を伏せて、中にメスを入れおき、そこから3mほど離してメスの匂いだけが残る金網のカゴを置いた。オスは、ガラス越し見えるメスには見向きもせずに、匂いが残る金網のカゴのまわりに群がった。
その他、オスの触覚をはさみで切ったりの実験をした結果、オスは、メスの匂いに引き寄せられたのだと結論づけている。当時は単なる匂いによるものと思われていたが、ファーブルの後の時代の研究では”フェロモン”ということが解明されている。
2.映画:HIDDEN FIGURESを映画館ではなく自宅でDVDで観た。1961年ごろ、アメリカとソ連の宇宙戦争時代を繰り広げていた。NASAに黒人女性3人が勤務することになった。小学校低学年ですでに因数分解を解くほどの天才少女。地球を1周して地球に戻るカプセルの海上落下点を計算するのだ。宇宙飛行士の乗ったカプセルを速やかに回収するため、その精度は、直径30㎞以内というシビアなもの。
そして、いよいよNASA初めての地球1周有人カプセルの打ち上げの発射間際にIBMのコンピュターがおかしくなる。そこで抜擢されたのが、件の天才少女(すでにおばさん)。コンピューターの計算結果を人間が検算するのだ・・・。IBMの実名を出しているが、そんな時代もあったとIBMは、苦笑いしてすませる、大らかなところが良いな。
この時代、NASAですら人種差別があり、黒人のトイレは白人とは別に遠くにあったり、そんなことにもめげず、くじけず、子供たちを育てながらも働く天才おばさんをたくましく感じた。
アメリカは、自由とか個人を尊重する国らしいが、現代の人種差別はどうなんだろう。映画の受賞式などで、白人と黒人の女優がハグするシーンをテレビで見たことがあるが、白人の女性の顔の表情が不自然に見えたのは私だけだろうか。
3.九州ツーリングは、この暑さではとてもとても、涼しくなるまで延期です。
また、サイドカーは、一日おきぐらいに近場を乘ってますが、入手後の走行距離は70㎞程度とまだまだです。
おわり