日本からウィーンに家族が「応援」に来てくれた。

 

私は月-金は働いていたから、一緒に観光には行かれない。

 

そこで、Strassen Bahn (Tram)とMetro(地下鉄)を一週間市内乗り放題のWochen Karteを両親に渡し、

 

実地に乗り方を教え、ウィーンのmap(地図)の読み方、タクシーの乗り方を伝え、自由に観光に行ってもらった。

 

モーツアルトやシューベルトをテーマに市内をめぐっあっという話で

 

「京都や東京のバスよりよっぽど分かりやすい。ウィーンは綺麗で、観光しやすい。」

 

との感想である。 英語も分からないのに、安全に観光できたとのことで、安堵した。

 

日本から冬の生活に必要なものを荷物として持ってきてくれた。

 

冬物の服、食材、薬、など。 以前に

 

https://ameblo.jp/deskat7/entry-12605754973.html
(Wien管理局で荷物を没収される)
 

で荷物を取られているので、ありがたい。

 

さらに、和菓子を持ってきてくれた。

 

そこでドイツ語語学学校で知り合った、近所の日本人におすそ分けすることにした。 

 

以前に日本のお菓子や、米の団子(クノーデル)をいただいたこともあり、この機会にお返しである。

 

 

一人は音楽の勉強にウィーンの大学に夏だけ先生に師事して、もう一人は日本で芸術に取り組まれていたが、

ウィーンでは思索模索中だということ。

 

私の父親は芸術関連なので、話がはずんでいたようだった。

 

芸術の世界は大変だと思ったが、自分の世界も似たような酷い状況である。

 

日本の経済の急激な下落、そして海外でのプレゼンスの低下。

 

(ウィーンから日本の企業の撤退が増えた時期である。)

 

当時は認識していなかったが、

 

生真面目だが見識の無い政治家や官僚が唱える「緊縮政策」が、早くも

 

技術開発に悪影響を与え始め、若手を締め始めた時期であった。 

 

(自分には、このままずっと職はないのかな。暗澹たる気持ち-----父母に申し訳ない。

 

応援してくれるのに。 惨め。 ごめんなさい。)

 

さてさて久しぶるに日本人だけで日本語で話す。

 

「沢庵が美味しかったです。まさかウィーンで食べれるとは思わなかった---」 と安堵したようなお顔。

 

沢庵のパワー! 素晴らしいさ! yeah!

 

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お手製の沢庵を日本からはるばる持ってきてくれた両親。

 

あれこれ議論しながら、ウィーンで役立ちそうなものを厳選して持ってきてくれた両親。

 

日本への就職応募が全敗で将来が見えない自分。

 

ウィーンではウィーン人だって就職できないでアメリカや南米に行っている。

 

将来が見通せない自分。 そんな私を文句も言わず応援してくれようという両親に、

 

心が割れるようなすまないという気持ち。

 

また深く感謝した思い出深い日であった。