こんにちは。
昨日フィリピンでは、洪水が起こり、
同僚が大変そうな動画を送ってきてくれました。
そして、イギリスでは、今雪が降っているそうです。
同僚が雪で染められた街並みや公園の風景、犬が喜んでいる画像を送ってくれて、
朝から幸せな気分になりました。
早速PCの背景にすることに。
私のPCの背景は「ピクチャ」フォルダの中の画像をランダムに変わるようにしていて、今朝は去年の秋に出かけたあるお寺の素晴らしい紅葉の景色。
それも朝から画面で見とれるほど鮮やかで美しかった。
小学校で習った詩「朝のリレー」を思い出した。
カムチャッカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球で
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交換で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ
(谷川俊太郎「谷川俊太郎詩集 続」思潮社 より)
世界のどこかで
それぞれが自分たちの場所で見る自然や美しいものに
心を打たれているのかなと思った朝でした。
絵がなかなか思うように描けなくて苦しい時
仕事で思うようにいかなくて悔しい時
病院でふと涙がでた時
子育てや仕事の疲れで笑顔に慣れない時
緊張でうまく呼吸ができない時
色々経験したけれど、
どんな時でも平等に朝はやってきて、
美しく厳しい自然はそこにいるのだなと
世界中でコロナで大変だけれども、
そんな中でもそれを感じられる気持ちの余裕がある
今に感謝しないとなと思いました。
