
とあるお得意様から「今度TVの撮影があるから手伝ってよ」と、お話をうかがっていました収録が本日行われました。
番組は某局の“いい旅夢気分” タレントは辺見エミリさんとはしのえみさん。
よし!これはどうにか映り込まないと、と意気込みたっぷりで乗り込んだ次第であります。
お店の中は知り尽くしておりましたので「んー、このあたりにさりげなく買い物客を装っていれば映るかも

そうしているうちに、まずは撮影クルーの登場。
お店の人との打ち合わせが行われています。
そのとき、「あら、○○さん!」と私を呼ぶ声が・・・
振り返ると知り合いのAさんがそこに。
「今日、撮影なんですって?」「ええ、そのようですね」と2、3言葉を交わし、早いところその場をしのごうと思っておりましたら「はじまるまで外でお茶でも飲みましょう」とお誘いが・・・・・。
「あ、はい、ありがとうございます」私そういう時って断れないタイプでして。
タレントさんも到着してなかったので、とりあえずお誘いに応じてしまったのです。
ところがこれがよくなかった

来ました、窓が必要以上に暗くしてある1台の大型ワンボックス車が。
そこから降りて来たのはもちろんタレントさんお二人。
おおおお!TVで見る顔がいま目の前に。
さ、いよいよだ。と緊張も高まってきます。
しかし、そんな私の気持ちとはうらはらにAさんの話は続いています。
(始まりますので、この辺で失礼します)心の中では叫んでいたのですが当然、言葉に出して言えるわけはございません。
そうこうしているうちに撮影が始まってしまいました。
(あ~ぁ、始まっちゃったよぉ)とてもブルーな私の気分など知る由もなく撮影は進みます。
先ずはお店に入って行くシーンから。タレントお二人の後ろからカメラが追って行きます。
そこでカメラがこっちにパーン(向きを変え)ました。
(おし、こっちを撮ってるぞ、やったー!)と喜んだのも束の間、ふとAさんを見ると携帯をしっかりとタレントさんに向け、写メを撮っているではありませんか!?
ADと思われる方が“それ、今は止めて下さい”の合図を出していましたがAさんに伝わるはずもなく・・・・。
そんなシーン使われるわけないですよね。
[ちなみに、店内での撮影の後、外のテーブルで食べるシーンの撮影が行われましたが、そのとき
Aさんは大声で他の人としゃべっていたためにスタッフから制止されてました。]
撮影が終了し、お店の人から「お二人と写真を撮ってもらうからご一緒に」と声をかけられ「よし、最後のチャンス!」と気持ちが多少上向きになったのですが・・・・その時、タレントさんを乗せた車が走り去って行くではありませんか!?
(ま、所詮こんなもんだよね)と自分に言いきかせつつ帰って来た次第でございます。
私、なんのために行ったのでしょう?
