これまでデザインについて書いてきましたが、さていったいどのデザインのことなんだろうと思った人もいるのではないでしょうか。デザインの領域を分類してみると、一般に「平面」、「立体」、「空間」といった分け方が 最初に考えられます。平面は2次元であり、立体(平面+奥行き)は3次元、空間は4次元(3次元+時間)とった分け方です。次元は英語でDimention(ディメンション)なので3Dなどといった言い方の方がわかりやすいかもしれませんね。

 

 「ヒト」を中心にデザインの領域を考えると、大きく「生活(Living:リビング)」と「情報(Communication:コミュニケーション)」に分けることができます。そして、「生活」と「情報」を取り巻くものに「視覚(Visual:ビジュアル)」、「生産(Product:プロダクト)」、「空間(Space:スペース)」、「時間(Time:タイム)」、「流行(Fashon:ファッション)」の5分野があります。

 

 

 

 上図でわかるように「デザイン」の中心に存在するものは「ヒト」です。「ヒト(Humen;ヒューマン)」は一般に「消費者(Consumer:コンシュマー)」という言葉で語られることもありますが、ここでは「社会」という大きな枠の中で捉えた「ヒト」という概念です。

 

 デザイナーが何か新しい製品やプロジェクトを設計・計画する際には、必ずその中心に「ヒト」または「人々(People:ピープル)人の集まり」が存在し、そのヒトと人々には「何が必要か ? 」そして、「何を設計するべきか  ?  」を考えます。これが、現代の「デザイン」という言葉の定義において最も重要であると言えます。

 

 常にヒトを中心に考え目的を見出し、その目的を達成するための計画を作成し実現化する。この一連のプロセスこそがデザインという行為であると言えます。