思い出ぽろぽろシリーズその1[週末派遣デザイナーをやってみた時のぽろぽろ] | 立川で活動するフリー・グラフィックデザイナーの日々

思い出ぽろぽろシリーズその1[週末派遣デザイナーをやってみた時のぽろぽろ]

 

自転車にボーッと乗ってる時や

漂う風や花の匂い、音楽などで

急激に昔の記憶が襲ってくる現象、

通称「思い出ぽろぽろ」

 

 

主に思い出すのは…

10年〜15年ぐらい前の

思わずワワッと叫びたくなるような

けっこう恥ずかしめのメモリーズ。

 

しかし歳をとるにつれ

そのぽろぽろ達もちょっとずつ年代がズレ、

記憶として完全に無くなってしまうなんてことも。

 

それじゃちょっともったいないかな と

この誰も見ていないであろう(笑)ブログに

そっと記録し、シリーズでお送りしていきます。

 

 

 

それではさっそく第一弾!

「週末派遣デザイナーをやってみた時のぽろぽろ」

 

まだ立川に移る前の上石神井時代。

結婚2年目、赤子は1歳ぐらいだったでしょうか。


まだまだ血気盛んだったワタクシ。

長女も幼く、あまり外出も出来なかった(車も無い)週末、

世間のお父さんにあわせて休むなんてことはせず

ちょっとでも働いて今のウチによけい稼いどいたろ!と

都内の派遣会社に登録いたしました。

コンタクトしたのは今でもググると検索トップにくる

大手クリエイター派遣会社。

 

土日は割り増し料金(時給1,500円→2,200円)という

下調べもしっかりとし…まずは面接&実技試験。

 

試験はレイアウト通り・文字多めのチラシを

イラレにて1時間で仕上げる的なヤツだったのですが…

トーシロにレベル合わせてタダ働きしたくねぇ と

ひたすらデータ階層を探り…

他の方が額に汗して制作したフォルダ達を発見。

出来のいい字送りや正確な配置データなど

即座に判断・コラージュしてちょっとだけ微調整。

結果、検索含め15分で完成してしまいました。あとは鼻ほじ。

 

判定はもちろん文句無しの超A級。

 

 

元来(短時間に限り)人付き合いも楽しめる性格ですので

クライアント受けも非常に良く…

そっからはもう空いた土日、いつでも入れていました。

希望前日の夕方にメールしてもすぐに案件があったぐらい。

 

そんなわけで毎週末は「おいらん(身売り)行ってくるわ」

一言いって出かけておりました

 

 

残業はモリモリあり、その代金は驚異の1時間2,500円!

まぁ当時、お時給○万円のスーパーデザイナー(笑)でしたので

これでも少ないくらいに感じてましたけど…

そのかたわら1日3,000円のエキストラを文句言わずやってるのだから

ワークライフバランスは相当おもろいことになってました。

 

言われたことをただやるだけでお時給が確実にもらえる。

 

プライドさえ捨ててしまえば、楽すぎて1日はすぐにタイムパセッドバイ…

クライアント先から直でお仕事が頂けることもあったりして

もうこれだけでいいじゃん?状態。

 

でもね、ある時

昔の同僚(後輩)がいる会社に派遣され

その人の指示でレイアウトするハメになったのですが…

ランチの時「今 ハケンやってんですね」と言われた瞬間に

もう頑張らなくていいかなと。

 

それから半年くらいたってほとぼりが冷めた頃、

もう1回やってみようかなとオサレなオフィス期待で

表参道に派遣されるものの…

築50年ほどのボロボロマンション、

6帖くらいの狭い部屋にマックずら〜り。

1人の熱血リーダー(20代)の指示の元

ひたすらおっさんおばさんと肌擦れ合わせながら

MACの座り場所を数分ごとに入れ替え差し替えで作業するという

もう なんとも落ち着かない職場。

 

しかもね。特に不備はだしてなかったのに

そのリーダーに超C級判定されたらしく

(ブタ小屋感が顔にでてたのかもね…あんまり笑わなかったし)

その後は土日希望してもまったく入れず。

うそやろ。。

 

ほんと… 同僚と出会ったあの1日と

グルグルと人材をコキ使うあの勘違いリーダーの1日さえなければ

いまでもやっていたかもしれないほど、お気楽なお仕事でございました。

 

 

今回のポロポロで書き留めておきたかったのは…

「ハケン」って響き

他の業種に限らず、クリエイターでも軽く見られがちってこと。

さらに40過ぎたらM度強すぎてまず無理でしょう。

 

働きたい時だけ働ける

ホントいい選択肢だと思うんだけどなぁ…

 

 

そんな今回のぽろぽろでした。

 

 

次回は…そうだなぁ。。大学時代に10万の車買って

東京タワーでグルグルしてたら警察呼ばれて

他の男の子が捕まってしまったハチャーな思い出でも。

 

 

では、また。