手作り石けんデザイン研究所のさとこです。
何年か前から、ネットでよく見かけるようになっていたのが「紫雲膏(ジャウンゴ)」。
何種類かの韓薬をインフューズして作ったオイルをベースにした軟膏です。
やけどやアトピー、虫刺され、外傷などに効くとのことで、韓国の手作り化粧品愛好家の間では「万能韓薬」と呼ばれることも。
私も関心はあったのですが、そもそも材料を売っているところが見つからない、材料が何なのかもわからない、という状態でした。
そんな、謎のベールに包まれていた(笑)紫雲膏ですが、最近、インフューズドオイルや材料の韓薬が出回り始めまして。
物は試しと、買ってみました。
こちらが紫雲膏の材料になる韓薬。
13種類あります。
左上から、
감국(浜寒菊;ハマカンギク)、
감초(甘草;カンゾウ)、
고삼(苦参;クジン)、
금은화(金銀花;キンギンカ)、
당귀(当帰;トウキ)、
백지(白芷;ビャクシ)、
연교(連翹;レンギョウ)、
유근피(楡根皮;ユコンピ)、
자초(紫根;シコン)、
작약(芍薬;シャクヤク)、
지실(枳実;キジツ)、
진피(陳皮;チンピ)、
황금(黄芩;オウゴン)。
…日本語で何ていうのか調べるのも一苦労だわ…orz
実は、材料はお店によって少しずつ違っていまして。
でも共通しているのは、紫紺と当帰が入っていること。
早く使ってみたいのと、送料をなくすため(笑)、インフューズドオイルも買っちゃいました。
この赤い色は、きっと紫紺の色ですね。
日本では聞いたことのない材料だったので、韓国のものかと思ったら、実は華岡青洲(江戸時代の医師)が作ったものなんだそうです。
漢方の世界ではそんなマイナーなものではないみたい。
日本語でググってみたら、「やけどや外傷に効く」という記事が多かったのですが、「よけいに悪くなった」という情報もあり、使うにはちょっと注意がいるかもしれません。
(まあ、手作り化粧品なんてみんなそうですけれど。)
とりあえず、インフューズドオイルで軟膏作ってみます。
乾燥してきて肌をぼりぼり掻くようになってきた娘と、すでにひび割れ始めた(!)私のかかとに、効果はあるでしょうか~?