「EARTH」の時代は一つの星に様々な生き物が住んでいた時代であった。
星に住む人々はこの星以外に自分たちと同じように暮らしてる者たちがいると信じていた。
また我々が住む星に似ており、多くの人間が普段と何も変わらずに暮らしている。
自分たちがやっていることが星を傷つけていることを知らずに・・・・
その時代が「EARTH」と呼ばれる時代。
世界、星の地球儀製作にに巻き込まれた悲劇の巫女と守護者の物語・・・
二日月
次の日、唱和69年一月十日。その日のあたしはいつもと同じように大学のベンチに座って、空を眺めていた。巨の空は青空がはっきりと見えて、綺麗だった。ふと横を見ると、糯原百合恵が横に座っていた。顔から察するに昨日の合コンは不発だったようだ。けど一応感想を聞いてみることにした。
「昨日の合コンはどうだった?」
するとユリは深いため息をつくと同時に答えた。
「ダメダメだよ。ダメダメ!?」
「ダメ?そんなにダメだったの?」
「そうよ、医者の卵だって聞いてたから万全な格好で行ったのよ。そしらた来たのがさ・・・酷い奴ら」
「それは・・・残念だったね」
「はぁ・・・今年もいい男とは遭遇しないのかね・・・」
ユリはそう言ってため息をつく。きっと合コンに通っていたらそんな出会いはないのではないか・・・あたしはそう思った、あえて口に出さず、逆の答えを告げた。
「まぁ懲りずに合コンに行くことだね」
「かな・・・やっぱり・・・」
ユリは納得していたのでこの話は良しとしよう。と同時に授業開始のチャイムが鳴り響いた。